良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

路線変更?路線追加?

2006-06-10 07:20:39 | つぶやき
 
 この「良い子、悪い子、こまりんこ」というこのブログを書こうと思ったきっかけは、日常、あちこちで目にする愛らしくてステキな子供達のさまざまな姿を、ちょっとしたコメント、解説をつけてご紹介し、育児中のお母さん、時にはお父さんに和んでもらえたらいいな・・・ そんな思いからでした。

 じつは私は、もう一つ別の、育児関連のブログがあり、そちらは「~~は違うでしょ」「~~はいけませんよね」的な、あくまで幼児教育見地からの「かなりかたい」ものですから、「良い子、悪い子・・・」では、なるべくそれは避けたい そう思っていたのでした

 けれど
残念ながら、さっき私が書いた「日常、あちこちで目にする愛らしくてステキな子供達」は、ほとんどの場合は、彼らの親たちと一緒。当然、いやでも「親たち」も一緒に目に入ります
 となると・・・結局は、どうしても「親たち」に言いたいよ という思いも沸々とわいてきて。

 まっ、私も自然体でいきます
お父さん、お母さんに伝えたい、ということは、やっぱり伝えるべき、そう思いました

 当たり障りのないことを書くのではなく、反感をかったり、反発する方がおいでになることも十分に予想しながら、時には「お小言」も書いちゃいましょうか

 かわいくて、愛らしく、本当にステキな子供達は、みーんな「社会人の卵」なんですよね
 そして、その「卵」達を育てているのは、毎日一緒に暮らす親ですもの

 さあ、今日もどんなステキな子供の姿に出会えるかしら



  今日のアンキッズクラブ

 今日ご紹介するものは、「子供用の傘」です。
これからの梅雨の時期、薄暗い雨の中で、子供の安全を守るのは大変ですね
 そんな中でも、LEDの力で、ぼんやりと傘の柄が「光る傘」をご紹介します


子供の「英語教育」について

2006-06-05 17:57:15 | すてきパパママにご提案
 突然、私から「子供の英語教育」というテーマが登場し、驚かれた方も多いかもしれませんね でもね、じつは、それほど驚かせることでもないのですよ

 と言うのは・・・私は大学卒業後、4年間、アメリカ人の経営する英会話の専門学校で、幼稚園児から中学生までに英会話を教える仕事をしていました ですから、私が英語について触れるのも、決して専門外のことではないのです

 現在の仕事の立場では、私は早期の英語教育には反対という意見です なぜならば、つい数日前のブログで書いたように、まだ日本語が十分に話せない子供には、まずは母国語である日本語を、きちんと教え、話せるようになることが先決 そういう強い思いがあるからです

 誰もかれも子供英会話の教室に通わせ、「これからの時代、英語くらいしゃべれないと、困るだろう」のような発想で、我が子に英語を習わせるとするならば・・・たぶん、それは正しいことだけれども、実際には「絵に描いた餅」的発想であり、きっと長続きもしなければ、あまり身にもつかないと思います
 なぜなら、そういう真理は、あまりに漠然としていて、何よりもご両親の頭の中でもすんなりと理解でき、心にストンと入っていくような理由ではない・・・そう思えてなりません

 言葉は、あくまでコミュニケーションの手段ですからね

「ねえねえ○○ちゃん、あのね、あなたは毎日、ずっと日本語を話しているって知っている?ママやパパとも日本語で話して、おじいちゃんやおばあちゃんともそう そんなふうにね、外国の人達は、いろんな自分の国の言葉で話しているのよ ママ、お腹がすいたよー、とか、このお花はきれいだねえ、とか、ね 世界中には、たーくさんの国があって、たーくさんの言葉があるんだけれど、今世界中で、一番、よく使われている言葉は「英語」なの だから、もしあなたが英語が話せるようになったら、とってもたくさんの外国の人達と、いろんなお話が出来て楽しそうよねえ
 どうですか?本当はこういうことであって、これなら子供達にもわかるかな?

 しかーし
それでもやっぱり、最初に、きちんと正しく学ぶべきは「日本語」、私はそう思います 
 お花は flower、犬は dog、星は star・・・こうして多くの英単語を学ぶよりも、「ピンクのバラが咲いてるわね。春や秋にはバラがきれいね」「わー、あの犬は、おとなりのお家の犬よりも大きいねえ」「今夜はお天気がいいから、たくさん星が見えるわね 星ってね、すごーく遠いところにあるんだって」・・・
 こんなふうな会話を楽しみ、そして、2歳、3歳、4歳の子供が、親との会話から、しっかりとした日本語のボキャブラリーを身につけ、きちんと自分に思いを表現できることが何より大切ではないか?と思うのです
 
 けれど、それでもなお、「英語は必要でしょう だから、学ばせたい」と思われるのであれば、「耳から自然に入る音」として、幼い頃から、「英語の音」に触れ、耳に慣れさせるのは効果的ですよ

 幼い子供の耳に、心地よく「音」として英語が入っていけば、いつかしっかりと言葉、学問として英語を学ぶ時期が来た時、間違いなくすんなりと「音の羅列-言葉」として、頭に入っていくものです


  本日のアンキッズクラブ

みなさまよくご存知の、セサミストリートのDVDをご紹介しています。世界中の子供達に人気のパペット達とセサミストリートの住人達が歌う歌の数々。大人にも楽しいDVDです

もったいない、の心を育てる 2

2006-06-04 17:39:08 | つぶやき
 前回の「もったいない、の心を育てる」の第2弾です

 ちょっと話は本題から逸れますが・・・
インドネシアのジャワ島中部、ジョクジャカルタ州で大きな地震があり、6000人以上の人が亡くなってから約10日。
 同じインドネシアでのニュースでも、昨年の津波、一昨年のジャカルタでの爆弾テロとは違い、多くの罹災者、犠牲者が出たにもかかわらず、今回はあまりニュースにはならないのはなぜでしょうね

 私は、かつて主人がインドネシアの首都ジャカルタに、2回に渡り駐在をしていたこともあり、すぐに町の様子、現地の子供達、生活のさまざまなシーンが思い出されます

 ご想像の通り、発展途上国であるインドネシアには、多くの貧しい人々が暮らしています。
 教育に熱心な国の政策のおかげで、朝早くから制服を着て登校する小学生、中学生の姿もたくさん見かけますが、やはり特に都市部では貧富の差は大きく、渋滞中で停車している車に物売りに来る子供、はだしで雨の中、妹や弟をおんぶして歩いている子供など、豊かな日本では想像できない子供達の環境です

 昨日、私は折り紙やスケッチブック、クレヨンなど、子供にとって身近な文房具を例にあげて「もったいないの気持ちを育てたい」とお話をしましたが、発展途上国の子供達の現状を、メディアを媒体にすることなく、実際に自分の目で目の当たりにすると、「食べ物」への思いが違ってきます

 現在、日本の外食産業に定着したに「ビュッフェスタイル」 昔で言えば、バイキング、ですね
 気楽に食べられる、という利点もあり、家族連れにも大人気
しかし、食事を終えて、席を立った後のテーブルの上を見てみると、あっちのテーブルでも、こっちのテーブルでも、取りすぎて食べ残したお料理がいっぱいです

 そんな家族が、キャッシャーで会計をしているその瞬間にも、多くの発展途上国では、餓死していく子供達がいるというのに・・・

 親の食事は、得てして子供達より長く時間のかかるものです ましてやお休みの日、リラックスした気分での食事では、アルコールも欠かせません
 当然、早くに食事を終えた子供達は、「お料理を取りに行く」「飲み物を自分で入れる」などの行為が楽しく、実際に自分が取ってきたものを完食するのは二の次、三の次 お皿の上の食べ物を、ぐしゃぐしゃにして遊ぶ子供達のそばにいて、親たちはおしゃべりに興じ、注意さえしない・・・「そうそう、あなた達は、そこで静かにしててね」と体全体で言っているようです 

 私達が日頃口にしている多くの食べ物
私達のお腹に届くまで、多くの人々の「手間ひまと愛情」があってのこそ。

 それぞれの生産者と、飢餓に苦しむ人々のことを、2歳には2歳、3歳には3歳、それぞれの理解力に応じた伝え方、子供達がわかる言葉で伝え、「もったいない心」を教える責任を、もっともっと実感しなくてはいけないのでは???
 私は思っています



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もったいない、の心を育てる

2006-06-03 19:08:45 | すてきパパママにご提案
 ここ数年の私の悩み・・・
それは、今の子供達に「もったいない」という心が育っていない、ということです

 私は自分の教室では、子供達がカリキュラムを終えると、自分の「折り紙」や「スケッチブック」を出してきて使いますが、その使い方を見ていると、目を覆いたくなるような子供もいます

 たとえば・・・
 折り紙を、ほんの少し折りかけたものの、思いようにきれいに折れないと、すぐに「失敗した」と言って、すぐに新しい折り紙を出す子。
 スケッチブックにクレヨンでちょっとだけ描いて、「あっ、間違えた」と不機嫌になって、もう次のページに描き始める子。
 10年ほど前は、こういう子供はいなかったものです

 私はそういう子供達を見つけると、必ず声をかけます
「ひやーーー、もったいないじゃないの ねえねえ、この折り紙があなたのところに届くまで、いったいどれほどの人が、この折り紙を作るために一生懸命に働いたか知っている?」

 声をかけれた子供は、急に真顔になって「知らない・・・
紙ってね、パルプってものから出来ていてね・・・こういう話を始めると、子供達はみな熱心に話を聞くのですよ 今まで、全然知らなかった「折り紙物語」ですね
 お話を終えると、必ずどの子も、「折り紙、大事にしよーっと」と言ってくれて、ほっとします。
 きっと、机の上の折り紙が、今までと違うように見えてきたことでしょう

 スケッチブックも同じなんですね
「ねえねえ、あなた達は、何でもたくさんのものがある日本という国にいるでしょう?でもね、地球の上には、たーくさんの国があってね、中には、貧しくて、子供達が学校にいけないところもあるのよ そこでは、子供達は字や絵を描く道具もないし、画用紙だってないのよ・・・ あなた達みたいに、ちょっとだけ描いて、もうそのぺージは使わない、なんて言ったら、先生、あなた達に絶対に怒っちゃうよー

 そうなんですねえ
彼らは、要するに、知らないのです それらが、どんなに貴重で、粗末にしてはいけないものなのかを
 
 使い捨ての時代は、もういにしえの事となりました
これからは、本当にエコロジーの時代です 

 しかし、そういう環境問題としての視点からではなく、まずはもっと人として「もったいない」という気持ちを、感覚として覚えて欲しいと切に願っています
 
 「もったいない・・・」絶対に死語にさせてはいけませんね

 
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グウバイ、 じゃないですよー!

2006-06-01 22:48:47 | こまりん子、こまりんパパママ
 今日、帰宅途中、いつものように坂を登っていると、前から3歳くらいの男の子とお母さんが下りてきました

 お母さんは何か話していますが、坂の下の私にはまだ聞こえませんでした。
だんだんと近づいていくと・・・
 「もう1回、もう1回、ほらあ、言ってみなくちゃ
 「むー・・・グウバーイグウバイ、フレンズ
 「オッケ!上手になったなった もう覚えたわよね
 「うん、おぼえた くーちゃん、えらい?ママ?」
 「えらい くーちゃん、えらいよー

 ほっほー 英語の練習だったんですねえ
くーちゃんと呼ばれた彼は、お母さんに認められて満足な様子 道の真ん中をふざけて歩いています。
 すると、親子の後ろからライトバンが登場 ママは驚いて、くーちゃんに言います。
 
 「くー、車、車 道の端っこを歩きなさい
 「やーだよー はじ、やだよーだ
 「もう、じゃあ、ママと手をつないで
 「やだー てて、ちゅながないよーだ
 「もうー まっ、いっか 今日は英語、がんばったもんねえ

 ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいよー
お母さんもくーちゃんも、ちょっとおかしくありませんかあ なんで、「まっ、いっか」なんですか?英語のレッスンを一生懸命にやって、上手に「グウバイ、フレンズ」が言えたら、危険なことをしても叱られず、聞かなくてはいけないお母さんの注意を聞かなくても、許されちゃうんですかあ

 何だかとっても変ですよー
それに、そろそろ「てて」ではなくて、せめて「手」にしましょうよ。ちゅながない、ではなく、「つながない」と教えるべき時期じゃないですかあ?
 多少口の中の発達が遅く、上手に「つながない」が言えないとしても、やっぱり親は早い段階から、「ちゅ、じゃなくて、つ、言える?」くらいのチェックは必要でしょう

 じつは・・・
私は大学を卒業してから2年間、アメリカ人の経営する英会話学校で、子供達に英会話を教えていましたので、子供の英語教育は、早い時期から始めるほうが、ヒアリング力や、発音には有効である、ということはよく理解しています
 しかし、それでもなお思います
やっぱりまともに日本語が話せることが先決ですし、道徳心を養うための躾は幼い時期だからこそ必要だと思うのですよね


 あー、くーちゃんは今頃、「おやすみなさい」ではなく、「Good night」と、言わされているのでしょうかねえ・・・う゛ーーー



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今ご紹介している「おもちゃ」は、3Dのキューブパズルです。
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