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マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

アイラ空港

2014-04-18 14:03:26 | グルメ
スコットランド・グラスゴーからプロペラ機で西へ1時間弱。
ISLAYと書いてアイラと読む島唯一の空港に着陸する。

islay-airport01.jpg

空港は島の西端にあり、海風を受けながらのランディングは
エキサイティングを通り越して若干恐怖でもある。

しかし、一度降り立って空港ビル(本当にビルか?笑)に入ると、
雰囲気は正反対で、穏やかで時間が止まったかのような村の
集会所の様子そのままだ。なんだ?ここはスーパー銭湯か?

islay-airport02.jpg

出掛けていく前に日本でいろいろ調べたら、島の面積は日本の
淡路島とほぼ同じ。交通手段は郵便配達を兼ねたバスだそうで、
一日1本だけ。

いざとなったらヒッチハイクでもするかな?と思えば、島の
人口より牛や羊の方が多いとの記述をみつけて、十勝の大地の
イメージが脳裏をよぎる。これは、何があっても素直にレンタ
カーを借りた方がよさそうだ。

そのレンタカー屋さんは、空港内に出店していた。といっても
カウンターだけ(笑)。名前を言ってライセンスを提示したら、
キミのクルマはこれだよ、といって案内してくれた。ポロの
5MT。十分十分。

5ナンバーのマニュアルなら楽勝楽勝と思うけど、そこは、
やはり勝手の違う外国だからとちょっと緊張する。

と思ったら、心配が必要だったのは公道に出るまでのわずか
20mだった。なにしろ目の前の道路は一直線。前にも後ろ
にもクルマは影一台も見られないのだから!

islay-airport03.jpg

どこから行こうか?と思いつつ、見学の予約を入れてある
ブルックラディに向かう。なんだ、無意識のうちに遠いところ
から攻めてたんじゃないか(笑)。

プリントした地図を見ながらドライブするけど、あまりにも道が
ないので、思わず通り過ぎたのではないか?と疑心暗鬼になる。
まだ多少テンパってるらしい。

走りながら深呼吸してから、落ち着いて周囲を見渡すと、何も
ないと思っていた土地がヘザーの草原だということに気がついた。

よくみると、ところどころがピートベッドになっていて、ピー
トの手掘りをしてクルマに積み込んでいる。

islay-airport04.jpg

クルマから降りて写真を1枚収め、改めて新鮮な空気を吸って
みると、ピートの炭臭い匂いが鼻腔から脳天まで突き抜けた。

そうだ、ここはアイラ島だったんだ。

そして、自分は確かにアイラ島に立っていたのだった。

感謝!