アイラ島のウィスキー蒸溜所巡りの番外編は、ポートエレン。
ポートエレンは、Port Ellenと書きますので、日本語ではエレン港
ですね。このポートエレンは地名にもなっており、もちろん蒸溜所
の名前にもなっていたわけです。
「なっていた」のはモルトファンの皆さまにはご存知の通り。ここ
の蒸溜所は1980年代には操業を停止して蒸溜所廃止になり、現在は
ディアジオ社のモルトスター(麦芽製造工場)になっています。
ただし、かつて蒸溜所だった面影はあちこちに残っており、キルン
塔やウェアハウス(貯蔵庫)は今すぐにでも操業再開を待っているか
のように残されています。
さて、現在の麦芽工場はどういう感じかといえば、ご覧の通り。
麦芽製造の自動化を感じさせる工場の外観と、大規模な製造能力を
示すかのような強烈な燻製作りの匂いの煙が、新時代のウィスキー
作りを伺わせるものでした。
工場の奥の方には、乾燥中のピートが山積みになっており、ここだ
け原始的な農産物2次加工工場の様相。
このギャップの大きさが今後のウィスキー製造にどのような影響を
与えるのか、大いに興味のあるところです。
アイラ島ポートエレンにて。
にほんブログ村
感謝!