くらいしか離れていないご近所さんの蒸溜所なのですが、ボト
ルの中身としては前回と今回とでは大きく方向性が異なります。

アードベッグという蒸溜所は、アイラ島南端の蒸溜所の中でも
小さい方で、ポットスチルはわずかに2器だけというところです。
そのためか、従来は素朴でオーソドックスなヘヴィピートのウィ
スキーを出荷していました。
しかし、ここ数年昨今のアードベッグは、まるで人が変わったか
のようにさまざまなバリエーションの製品を送り出すようになり、
今回のガリレオというラベルは、「ウィスキーは宇宙でも熟成
するか」という宇宙実験プロジェクトを記念したボトルなのだ
そうです。
もちろん宇宙に行っている樽は宇宙にあるわけですから、この
ボトルの中身が宇宙帰りというわけではありません。あくまで
イベント商品ということです。
そういうことですから、中身の良し悪しより話題先行の商品で
あり、テイストはシェリーとバレルのブレンドというオーソ
ドックスなもの。モルトマニア向けというより一般社会向けです。
特筆すべき内容は見られませんでした。
まあ話のネタとして。
感謝!