ある大手の化学会社の本社出勤者が、ウイルス禍の前の20%ぐらいと聞いて驚いています。本社勤務になったら出張・外勤でなければ出社するのが当たり前と思っていましたが、インターネットで情報交換ができれば、出社しなくても本社機能は作動するようです。こうなると本社面積は大幅に縮小できます。東京には高層事務所が無数ですが、空き事務所が増えて不動産会社は悲鳴を上げることになりそうです。
通勤電車も利用者が大幅に減りそうです。通勤者は気持よく通勤できるようになりそうです。当然のことながら首都圏の交通機関は大幅な合理化近代化を図る必要があります。いい刺激になって交通機関は近代的な機関に脱皮するのではないでしょうか。
住宅の仕事環境改善が重要になります。また第二オフイスと呼んでいいと思いますが、いろいろな会社の人が利用できる共用オフイスが住宅街の中、あるいは近くに増えそうです。庭園、レストラン、喫茶店、事務用品その他を売る雑貨店などが入った快適なオフイスになるでしょう。
このような仕事を支えるための情報システムは高度に発達するでしょう。
ウイルス禍が従来の価値観、保守を破る結果になりました。ジェット旅客機が半分ぐらいいらなくなったということも驚きです。経済重視で非人間的な過密社会になっていましたが、間隔をあけるというのも度が過ぎた過密を解消することになりました。ウイルス禍は自然災害の一つですが、人類の生活水準を一段と上げてくれたと思います。ウイルス禍で不幸になった面だけ見ないで、経験知識が増えた、賢くなったと思うと、with coronaではなく、overcoming coronaになります。
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