下北半島とのんびりオートバイ

下北半島をのんびりツーリングした記録。また、青森県内やその他の地区の旅の記録です。へたくそライダーの日記です。

痛し、恥ずかし?の2泊3日の入院生活記!

2012年10月19日 | つれづれ
 10月16日、初入院、初手術の旅が始まりました。

 朝7時出発。バイクで行きたいな~、と想いつつも足に負担がかかるので断念。手術するのが「左足」。

 ふんばって、メスを入れたところが裂けたら大変・・・。

 さて、秋空を眺めながら、のんびりと休憩をしながら3時間半もかけて到着。

 

 さっそく、入院です。

 11時ごろに病院に入ったため、お昼ご飯はない、ということで売店でお弁当を買って食べます。

 手術は「左足下肢静脈瘤手術」。

 ようは、あのエコノミー症候群?らしい。けっこう多いらしいですね。社内にも手術をした方、同じ症状

 をもつ方がいました。

                  

 なぜ、「つがる西北中央病院」なのか?というと、むつ病院の先生がこのつがるの病院の先生だったから

 です。だから、手術の日程を決めて入院するのに、2ヶ月もかかりました。

 建物は古いものですが、先生も看護士さんたちもみんな親切です。「優しい津軽弁」は心地よい?

 青森市の本格津軽弁とは少々違うような気がします。この五所川原周辺の津軽弁は京都弁のように、

 ゆったりとした、きれいな?優しい津軽弁(あくまでも私見ですが・・・)。

                  

 この日の夕食。白身フライがメインデッシュ。

 「みんな薄味」という病院食をイメージしていましたが、外科で食事制限がないせいか、しっかりとした

 家庭の味付けでした。おいしいではないですか。でも、みそ汁だけは薄味でした・・・。

 さて、この日は「人生最大の恥ずかし~日」?でした。

 足の手術だったので、あの「剃毛」の洗礼は受けないよな・・・、と思いきや!

 え~、うそ~!若いかわいい看護士さんが「毛、そるよ~」とるんるんで病室にやってきました。

 足だけかな・・・?と思いきや、「パンツ下げて」。げっ!ここ!

 昔は、冗談で、「若い看護婦さんに毛剃られたら・・・、爆笑・・・」ってみんなで笑っていたのに、まさか

 自分が・・・、津軽美人の娘ぐらいの可愛い子に。ビニールの手袋をはめた可愛い手に・・・軽く摘まれて?

 シェーバーでジー、ジーと剃られていきます。(ひえ~)、もう真っ赤、真っ赤、せめて興奮しないで・・!

 息子よ(うちは娘ばかりだよ)、そのままじっとしていてくれ~・・・。

    (中略)  終わりました。私の尊厳が少し失われました。(笑い)

 しかし、これはまだ序章に過ぎませんでした。

 翌日、美味しい朝ごはん。

                  

 さて、ちょっぴり、うれしかった「無駄毛の処理」?のあとの朝ごはん。

 さんまの蒲焼のおろし合え、ちくわの和え物など「家庭の味」爆発。病院に行くと痩せるというけど

 太ってしまいそう。ご飯もけっこう多いし。美味しいから完食!

 今日は、いよいよ手術の日です。午後からなので、お昼はありません。飲むのも飲めません。

 奥さんも汽車で4時間をかけて、やってきました。この病院は大変便利で、駅の前だし、向かいにビジネス

 ホテルがあります。ここを予約して、奥さんに看護してもらいます。

 ところで、私は「T字帯」というものを知りませんでした。なんのことかな、と想いつつ売店で購入。

 奥さんが知っていました。ようは、「ふんどし」なのです。手術用でパンツではなく、患者の尊厳を保ち

 つつ治療をするものなのですね。

 今度は、男の看護士さんがふんどしをつけにやってきました。フル○ン状態で寝かされて、ふんどしを

 まいてくれます。自分は、手も足も自由に動くし、体も動かせるし、腹筋もできるぞ~、なのに、なぜ

 自分でできるよ~、と言いたいものの、とりあえずは、なすがままの「大間のマグロ」状態。

 いよいよ手術です。

 手術室に入ると、なんと!ふんどしを脱がされ、あの懐かしい響き「前張り」・・・!え・・・。

 日活ポ○ノ(古いですね)とは違うでしょ!

 きれいに剃ってもらったところを今度は裏から?ベリっと「前張り」。ガムテープ?まさか(笑い)。

 そのあと、麻酔の注射がグサリ!これがまた痛い!局部麻酔注射。

 手術では、患者さんのために、音楽をかけてくれました。天井は、テレビや映画の撮影のように丸い

 いくつものライトが。そして、メスやハサミのぶつかる金属音が。小さく響く先生の「○○を」と言う声が

 聞こえてきます。

 約一時間で無事終了。先生やみなさん、ありがとうございました。

 そのあと、若い看護士(婦)さんが2人ほどきましたが、そうでした、わたしは「前張り」状態の変態おじ

 さん。

 もう、わずかに残っていた小さな尊厳は音を立てて、崩れ落ちていきました。(笑い)

 歩けますし、痛みもあまりないし、手術したのが嘘のよう。麻酔の注射が一番痛い、のです。

 病室に入り、横になると、会社からメールが、・・・。

 「奥様の献身的看護に感謝してね!総務○○」と。奥さんの献身的看護は、2時間で終了し、エルムへ

 お買い物に行きました。なんか、むずかしい・・・「献身的看護」(笑い)

                 

 こんなカンジです。ふくらはぎに寄生虫のように浮き出ていた血管は影を潜めました。

 たいしたもんだな・・・と想いながら、夕ご飯。

                 

 夕ご飯は海老カツがメイン。美味しい病院食をいただき、またちっぽけな尊厳が芽生えました(笑い)。

 こうして、初めての入院生活が終わります。もう明日には退院して、車で運転して帰ります。

 この病院。さすが、五所川原と思わせるものがありました。

                 

 洗面所に掲示しておりました。

 「洗面所にスイカの種などを捨てますと、水が流れなくなります。・・・・・」

 スイカの産地がすぐお隣。すいかの流通も盛んです。さすが津軽の果物産地。

 翌朝。

                 

 ヘルシーな朝食。おから、山菜のみそ汁、フルーツ、などあっという間に完食。

 どうも、太ったよ、完全に。

                 

 こうして、「初めての入院」は終わりました。

 先生が回診に来てくれて、「大丈夫でしょう」と。

 いろんなことを大げさに書きましたが、ほんとはとっても良い病院。皆さん、気配りをしてくれて、最後の
 
 あいさつをしてきました。

 あの可愛い看護婦さんにもお礼を、と想いましたが、わからず、残念でした。

 真剣に「剃毛」してくれた津軽の娘さんにこの場で、心から、

    「ありがとう!」


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コメント (2)
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