夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

充実の日曜日

2008-05-26 18:15:54 | おでかけ日記。
日曜日は、お正月に会って以来の友人に
是非とも成長した息子を見せに行きたいと思い
久々に親子3人でいわき市までドライブをしました

朝までは激しい雨で
前々からの予定を変更するかどうか迷いましたが
小降りから曇りに変化していく天気に期待を込め
思い切っておでかけ

友人を迎えに行き
山へ山へと向かい
たどり着いたのは『カフェレストラン 時季の森』

ここは以前
同僚がなりゆきで偶然たどりつき感動し
「絶対1度は行ってみて
とオススメしてくれたお店

そして1度言ったらまた行きたくなるお店
しかも誰かに教えたくなるお店

ご主人手作りの木の建物は
斜面を利用して作られている2階建て。
1階はカフェレストラン
2回は&ギャラリーとなっております

私はいつも和食膳の『ハンバーグ定食』を選んでしまいますが
今回友人は『森のきのこピザ』
夫は和食膳の『鳥の唐揚定食』(黒酢あんソース)にしました

みんなで味見っこしましたが
全部美味しかった~
ハンバーグはチーズが入っていて大きくてやわらかく
ピザは生地がカリッとして味もしっかりしているし
唐揚もカリカリッサクサクッで黒酢風味も嫌味が無いし

結局ケーキセットも頼んでのんびりしてきました
(おいしいものは痩せる気を吹き飛ばしてしまう

食事の器も素敵でしたが
飲み物の器もみんな違うものできて素敵



お店は車を大事に乗っている方は辿りつけないかもしれない様な
対向車がいたらoutみたいな
山道の急斜面をくねくねと下りていき
(運転手は責任あるからジェットコースターより怖い
また最後は斜面をのぼり駐車場

でも手作りの木の家は
ドアも階段もみんな手作りで
ドアノブも手すりも自然木を利用していて味があり
外は木々しか見えない静かな森・・・
そこは大人の隠れ家的に静かな空間で
建物は大人の秘密基地的な遊び心が垣間見えるお店です

その後、やはり同じ同僚がオススメの
草野心平文学記念館へ移動

初めて行きましたが
とっても素敵な記念館でした

草野心平という詩人は
同じ双葉郡内の川内村という所に居た時があり
地元では年配者に熱いファンがいて
私も子供の頃から知っていましたが
あんなに大きな文学記念館が建つほどの人とは思っていなかった
(心平さん、ごめんなさい

心平さんは『蛙の詩人』とも呼ばれるので
オタマジャクシがいっぱい育てられていて
目の前で館の職員がエサをあげてみせてくれました
静なオタマジャクシが
一瞬にしてはげしく泳ぐのを見れて面白かったです

昨年から館長の粟津さんが
心平の生まれた5月と
心平の亡くなった11月の年2回
心平の詩の解説と朗読をしてくれる機会があり
ちょうどその日だったので参加

喉の調子が悪い中
朗読してくれた粟津さんのシャガレかけた声は
死を思う蛙や
冬眠中に春を思う蛙の声にぴったりで
とっても情感があって良かったです

その後、館内を観ましたが
子供の頃に憧れた、詩人の集う居酒屋『火の車』が
常設展示の中に再現されていたのは嬉しかった

とっても狭いけど
詩人達が片寄せあって
熱く討論してたりしたのかな~って想像してみたり

企画展示には
心平さんの原稿や書画があって
文字からも人となりが感じられて嬉しかったです

詩集というのを読んでみたくなりました
勿論、心平さんのものからね
(いつもストーリーのあるような本ばか読むので

絵本もたくさんあり、自由に読む事が出来るし
外を散策していると
いつの間にか館の上に立ち展望をたのしんでいるという設計

今度は一日ここで過ごす予定で
ゆっくりのんびり来てみたいと思いました

本当に充実したいい日曜日でした~