ヒーリングノート[東洋医学 漢方薬 中医学 手技療法(接骨 整骨 整体 カイロプラクティックを除く) 鍼灸(針灸)]

真実は一つ!自然の理にかなった健康情報.
施術所 鍼灸院 治療院 趣味の話題.
※症例は患者様の同医済み.

褥瘡の研修~医学漢字

2013-06-28 21:44:06 | ブレイク
仕事中に午後、研修があるという連絡が入ったので受講しました。
内容は「褥瘡」についてで仕事とは直接関係ないものはいつも受講しないのですが、わざわざ連絡が入るというのはめったにないので受講しました。

昔は2時間くらいに一度の体位変換が常識でしたが、今は寝具や器具、薬剤の進歩でその限りではないそうです。

好発部位は、体表の突起部に起きやすいという説明があり、これは医療・介護現場のスタッフはよくご存知です。
この好発部位を解剖用語で改めて聞くと、鍼灸の治療点としてよく使う部位が多いです。

[仰臥位で生じる褥瘡:]
後頭部、、肩甲骨部、、肋骨角部、、脊柱棘突起部、、仙尾・、仙腸部、、踵骨部

[側臥位で生じる褥瘡:]
側頭部、、耳介、、肩峰部、

研修の中で気になったのが「褥瘡」という漢字についての説明でした。
今までは「褥創」という漢字も使われていたそうなのですが、日本褥瘡学会が「褥瘡」に統一したという話でした。
そういう漢字が使われていたのはぜんぜん知りませんでしたが、「蓐瘡」という漢字もあったので学会が統一することで検索しやすくなりますね。

医学用語として使う漢字で、例えば
「鼠径、鼠蹊、鼡径」
「首、頸」
おしりでは「臀、殿」どころか「後」も“しり”と読みます。
読み方では、
「肋骨」...“ろっこつ”、“あばらぼね”
「踵」...“かかと”、“きびす”
腓返りの返り「腓」...、“こむら”“こぶら”
はやく統一してほしいです。

最後におむつ業者の方の説明があったのですが、施設内患者さんの治療が始まるので冒頭だけ聞いて隠れながら退出しました。
そこでさすが営業と思ったのが、説明を始める前の前置きでした。
「これから説明させていただく内容はみなさまご存知で、“そんなこと知っているよ”といこともあろうかと思います」そのへんは聞き流していただいてもよろしいのですが、少しでも参考になるものがありましたら幸いです」

【追伸】
前回の「梅雨場の頭痛、肩こり、食欲不振を東洋医学で癒す」の内容を少し書き加えました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。