肩こりのいいマッサージ器が作れない理由

ちょっと前までの肩こりは筋肉の使いすぎからくるものが多く、鍼も若干太めのものを使用してましたが、
最近の患者さんは精神的ストレスからくる場合が増えていて使う鍼も極細タイプになっている傾向です。しかし肩こりといってもほとんどが首コリで、こわばりも強いのでこの細い鍼で患者さんがなっとくするような刺激が必要です。

マッサージ器もいろいろとありますが肩こりに関しては、限界があります。首のこわばりに対しては斜め後ろから押さなければならないので、首を挟むような動きとなり協力なものは危険を伴うのでメーカーも作ることはできません。弱いものでは効き目はないのですが、ほとんどがそういうタイプで物足りないものとなってます。

そんな中で、「電動足マッサージ器を誤って首回りに使用し、女性死亡」という事故がありました。足腰に使うものはそれなりに協力なので使ってみたと思われますがこういうリスクもあります。

ただ本来の使い方をされず事故が起きたということでもメーカーの責任は免れませんが、日本の物作りが萎縮するようでそれもまた国民にとって不利益になります。とは言ってももしも自分の家族がこういう目に遭ったら訴えてなんとか相手方の責任として追及してしまうと思います。