ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

健康の秘けつは「1日8千歩、うち早歩き20分」

2021-09-17 | Weblog
2020年令和2年1月3日金曜日
読売新聞文字起こし

健康の秘けつは「1日8千歩、うち早歩き20分」

「1日8千歩、そのうち早歩きなど中強度の運動を20分
することで、病気の発症率が約10分の1に低下します」。
東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利運動科学
研究室長が出身地の群馬県中之条町で、2000年度から
65歳以上の住民を対象に行っている
疫学調査から導いた結論だ。

群馬・中之条町の調査に注目
病気発症が10分の1に

「最も運動に適しているのは夕方です。夕方に散歩
して体温を上げておくと、眠りが浅くなります」と
東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利室長

1日4千歩、うち早歩き5分でうつ病の予防が期待できる。
5千歩(うち早歩き7.5分)で脳卒中、心臓病、認知症、
要介護を、7千歩(同15分)で動脈硬化や一部のがん、
骨粗しょう症を、8千歩(同20分)で糖尿病、高血圧、
脂質異常症などの予防が期待できるという。
「中之条町に生きた証人がたくさんいます」と青柳室長。

調査対象者は当初の約500人から約5千人に増加。
回答者のうち約2千人に血液検査や遺伝子解析を
実施し、遺伝よりも生活習慣の方が健康に
大きな影響を与えることが分かった。

健康への意識を高め、歩くきっかけになるのが
「活動量計」だ。歩数だけでなく、運動の強度も測定
できるのが特徴で、活動量計を装着した人を比較
すると、医療費に月額約1万円の差があった。

自分の活動量を意識すると、電車やバスに乗る人は、
1駅や1停留所を歩くようになり、車で外出する人は、
スーパーや病院の入り口から最も遠い駐車場に止めて、
歩く距離を増やす努力をするようになるという。

「メタボリック症候群と診断された人に活動量計を
持ってもらうと、積極的に歩くようになり、栄養
バランスにも気を付けて食事をするようになります」

歩く距離だけでなく、早歩きなど中強度の運動を一定
時間行うことも重要だ。中距離とは「何とか会話が
できる程度のペース」が目安。「速く歩くには、
歩幅を広げることを意識して。足を動かすスピードも
自然に速くなり、胸を張った若い頃の
歩き方に戻れます」と助言する。

青柳室長によると、気温が低いと体温も下がり、
体温が1度下がると、免疫機能が約30%低下すると
いわれている。1年のうちで最も運動しやすい11月に
比べて、気温が下がる1月では、歩数が平均で約2千歩
減る傾向がある。

冷たい雨や雪が降ると、外に出たくなくなるが、
ショッピングモールには、店内にウォーキングコース
を設定しているところもある。「閉じこもらないこと
が何より大切です。出掛けることで、2千歩を
減らさないようにしてください」と青柳室長は
呼び掛けている。

人との交流も重要

「1日8千歩、うち早歩き20分」を継続するには、
人との交流も重要という。

群馬県中之条町では、町内に約40ヵ所の健康づくりの
ためのサロンがあり、保健師らが活動量計のデータを
グラフにして渡している。「信頼できる保健師に
会って『よく頑張っていますね』などと声を掛けて
もらえば、やる気が出て、外出が楽しみになります」
と東京都健康長寿医療センター研究所の
青柳幸利運動科学研究室長。

待合室では、活動量計の数値が共通の話題になるので、
初対面の人とも会話が弾むという。「偶然出会った人
と友達になり、食事に行く人もいます」と青柳室長。

夫婦の会話が増えたという話も聞くという。
「朝起きると『活動量計を着け忘れているよ』
と話し掛け、寝る前には『何歩歩いた』と、
少なくとも二つは話題が増えた」
と話してくれた夫婦もいた。




9月16日(木)閲覧数:525PV 訪問者数:290人
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