ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

医療ルネサンス、No7250 みんなでスポーツ 栄養 成長期、食事と休養十分に

2021-09-09 | Weblog
2020年令和2年、3月27日金曜日
読売新聞朝刊、くらし面、文字起こし

医療ルネサンス、No7250
みんなでスポーツ 栄養

成長期 食事と休養十分に

鹿児島県鹿屋市の高校2年、馬庭慧士(17)さんは、
部活動でサッカーの練習に打ち込む。
憧れは欧州などで長く活躍する長友佑都選手だ。
「身長がそれほど高くないのに、外国の
でかい選手に負けていない。」ポジションも
同じディフェンダー。長友選手の
闘志あふれるプレーを励みにしている。

小学3年の時にサッカーを始めた。練習は週3回。
他に水泳も習っていた。「1日に1キロくらい
泳いでいた」という。水泳は中学1年まで続けた。

母親の亜矢さん(44)は、運動量が多いのに、
食べる量が少ないことを気にしていた。
「ご飯は小さい茶わんに1杯分。立ちくらみを
起こすこともありました」と振り返る。

3年ほど前、亜矢さんは新聞を読んでいて、
「アスリート健診」のことを知った。
血液検査で栄養状態などを調べるという。
早速、慧士さんに受けさせると、
鉄分が不足していることがわかった。

健診を実施する「KAGO食スポーツ」社長で、
公認スポーツ栄養士の長島未央子さんから、
食事の指導を受けることにした。

足りなかった食事の量を増やすとともに、
鉄分の多いレバーや小松菜などを意識的に
取るようにした。「レバーは2日に1回は
食べています」と慧士さんは言う。

骨や筋肉をつくるには、たんぱく質やカルシウム、
ビタミンなどが欠かせない。たんぱく質は
鶏肉や魚などで摂取し、白米の代わりに、
ミネラルやビタミンなどを多く含む
雑穀米を食べることにした。

ブロッコリーやカボチャなど、色の濃い野菜も
積極的に口にする。長島さんは
「いろいろな色の野菜を食材に加えるなどし、
食卓がカラフルになるよう心がけると、
様々な栄養素が取れます」とアドバイスする。

慧士さんは「以前と比べて体の回復が早くなり、
貧血を起こすこともなくなりました。
ご飯はどんぶり一杯食べています」
と笑顔を見せる。

長島さんは「成長期は身長が伸び、
骨や筋肉がつくられる大事な時期。
そのことを踏まえて食事を取り、しっかりと
休養することが必要です」と説明する。

成長期に、身長が伸びているのに、
体重の増加が3ヶ月間みられなければ、
運動による疲労回復にエネルギーが使われ、
成長に必要な部分が足りていない
可能性がある。エネルギーが不足すれば、
貧血や疲労骨折といった問題が
起こる恐れもあるという。

長島さんは「身長や体重の記録をつけ、
バランスよく成長しているかどうかを
確かめていくことも大事です」と話している。




9月8日(水)閲覧数:448PV訪問者数:310人

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