秋天の陽炎、金子達仁、文春文庫
自宅にあった何年も前に読んだ本。本編が114ページ
しかないので、2時間ほど使い、読んでみた。2001年
発売。2003年に文庫化されたこの本は、1999年J2リーグ
(おそらくJ2創設初年度)大分対山形の最終節について
書かれたもの。勝てばJ1昇格の大分トリニータ、
果たして。というノンフィクション作品。
今でこそ、珍しくないが、この本では、同試合の主審
越山氏に取材し、彼が試合の時にどう思っていたか
などの事が詳細に書かれてある。両チームの選手・
スタッフに話を聞くだけなら、当時でも珍しくなかった
だろうが、主審目線(レフェリングが同試合に多大な
影響が出た)の事実関係や心情は、当時の事を思えば
非常に新鮮に感じられる。
なおかつ、プレーヤー時代の神野卓哉、吉田達磨など
非常に時代を感じさせる名前が出てくるところにも
ノスタルジックな気持ちにさせられる。
1月13日(木)閲覧数:537PV 訪問者数:335人