ただのサッカーブログ

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学生アスリートの睡眠障害に、週4日以上の朝練や消灯後のスマホが関係 筑波大学

2022-10-03 | Weblog
https://univ-journal.jp/19651/

2018年3月9日

学生アスリートの睡眠障害に、週4日以上の朝練や消灯後のスマホが関係 筑波大学

スポーツメンタルヘルス健康睡眠筑波大学
 筑波大学体育系の武田文教授、
国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)の
佐藤誠教授らの研究グループは、
学生アスリート906名のデータから、
睡眠障害と生活習慣・競技活動・
競技ストレッサー・メンタルヘルス
との関係について分析。
学生アスリートの睡眠障害には、
消灯後のスマートフォンなど
生活習慣が関係することを明らかにした。

 日常的にハードなトレーニングを行う
アスリートにとって、パフォーマンスを
向上させるうえで、適切な休息や
睡眠コンディショニングが不可欠だ。
これまでの研究から、一般成人の
睡眠障害については、生活習慣、
ストレッサー、メンタルヘルスなどの
リスク要因が明らかにされているが、
アスリートの睡眠障害に関しては、
ほとんど検討されていなかった。

 そこで、武田教授らの研究グループは、
学生アスリートに関するデータをもとに、
睡眠障害の要因について生活習慣・
競技活動・競技ストレッサー・
メンタルヘルスを包括的にとりあげた
初めての実証検討を行った。 分析したデータは、
2016年4月~11月に、5大学の体育系学部で
1,2年生対象の授業を受講した906名(男性:70.1%)。

 分析の結果、睡眠障害と強い関連を認めたのは
「就寝時刻」と「起床時刻」で、就寝時刻が
午前0時台および午前1時台以降、起床時刻が
午前6時台および午前5時台以前でそれぞれ
睡眠障害のリスクが高いことがわかった。
また、「深夜時間帯(午後11時以降)のアルバイト」
をしている者、「消灯後の携帯電話・スマートフォン」
を使用している者も、それぞれ、
していない者と比べ、睡眠障害のリスクが明らかに高くなった。

 このほか、「朝練習(午前9時以前の練習)」を
週4日以上している者、部活動の内容に不満があり、
競技を続けていく意欲を失うなど
「意欲喪失ストレッサー」が強い者、
「メンタルヘルス」不良な者も、
そうでない者に比べ、睡眠障害のリスクが有意に高かった。

 今回の研究結果により、アスリートの
睡眠障害の予防・改善にむけ、
就寝・起床時刻の調整、朝を避けた
練習時間帯の調整、競技に関する
意欲喪失ストレッサーの低減、
メンタルヘルスの保持改善など、
競技活動面での支援対策の必要性が明らかとなった。

論文情報:【Sleep Medicine】Sleep disorder risk factors among student athletes





10月2日(日)閲覧数:758PV 訪問者数:516人

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