香川真司の幼少期から、2021年1月までの事が
書かれたのがこの本。ページ数377ページなのだが
文章が上段と下段に分かれており、ページ数の2倍の
量を読まなくてはならないので、読了には正直苦労した。
幻冬舎だから、文庫本になる可能性はあるかも
しれないが、その時は、上下巻で出るだろうな
と思わせるくらいの分量だった。
そのうえで、印象に残った箇所は、FCみやぎについて
の記述。香川はジュニアユース、ユースと
エレベーターで上がるのだが、周囲の同期生は
ユースに上がらず、高校サッカーを選ぶなど
あまりFCみやぎについて、良い事が書かれていなかった。
昔ながらの理不尽系な事がチラチラ書かれていて、
読んでいた私も賛同しかねる点がいくつかあり
これを読んでFCみやぎに行きたい選手が
いるのだろうかと率直に思った。
もう一つ印象に残ったのは、最終盤の以下の文章。
<ドルトムントのキャンプ序盤の(2019年)7月12日に、
<ドイツの10部リーグのチームとの練習試合に
30分出場したくらいだった。
ドルトムントのようなヨーロッパのトップクラブが
シーズン前とはいえ、10部のチームと試合をする
という事に驚いた。例えるなら、ヴィッセル神戸が
神戸市社会人リーグ2部チームと練習試合をするようなもの。
地域リーグの1部チームやベンチャー系の都道府県リーグ
チームがギリギリ練習試合をさせてもらうのが精一杯で
地域リーグの2部や純粋な都道府県リーグの社会人チームが、
Jクラブと対戦するなんて、今の日本ではあり得ないのに。
感想は、そんな感じ。
現在の香川真司選手は、ギリシャを脱出し
ベルギーのシントトロイデンに所属している。
2月9日(水)閲覧数:614PV 訪問者数:407人