ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

神戸弘陵完勝V 2年連続11度目 サッカー県高校選手権

2021-02-18 | Weblog
2020年令和2年11月10日火曜日、神戸新聞朝刊文字おこし

神戸弘陵完勝V 2年連続11度目
サッカー県高校選手権

最終日(8日、ノエビアスタジアム神戸=神戸新聞社後援)
決勝があり、神戸弘陵が3-0で三田学園に快勝し、
2年連続11度目の頂点に立った。神戸弘陵は
12月31日に首都圏で開幕する全国高校選手権に
兵庫代表として出場する。

神戸弘陵は前半10分、松野が長い距離のFKを決めて
先制。後半27分には右CKからのこぼれ球を田中百が
押し込み、ロスタイムにも白山がゴールを奪った。

6年ぶり3度目の決勝に挑んだ三田学園は
長野や米田らを中心に攻めたが無得点。
終盤のパワープレーも実らなかった。

分厚い選手層 結束力抜群

後半ロスタイム、白山が3点目を決めると同時に、
試合終了の笛が鳴った。神戸弘陵は全5試合で32得点、
失点はわずかに1。「ずば抜けて勝つ」。大会前に
立てた誓いを完遂し、再び頂に立った。

前半10分に早々と先制した。松野が右足で入れた
FKが曲がり落ち、GKの頭上を越えた。だが
「早すぎた」(谷監督)リードを守る意識が強まり、
重心が下がった。指揮官は「ラインを上げて
自分たちの距離感でやろう」と指示。後半は
細かなパス回しと鋭い出足で相手陣内に
押し込み、主導権を握り続けた。

ここにいない仲間が支えだった。コロナ禍による
無観客試合でメンバー外も入場不可。準決勝の試合前、
彼らが応援歌を歌う動画が選手の無料通信アプリLINE
(ライン)に届いた。この日、飲水ボトルの一つ一つ
にも、彼らの名前が隙間なく記されていた。

誰もが「みんな仲がいい」と口をそろえる。ただ
ピッチでは別だ。紅白戦が毎日組まれ、「さぼれば
すぐに外される」と松野。西崎の折り返しを白山が
流し込んだ。途中出場2人の3点目は、
選手層の厚さを象徴する。

前回全国16強。帝京長岡(新潟)に大敗した悔しさを多く
の選手が知る。「弘陵の新しい歴史をつくりたい」
と木谷主将。最高成績のベスト8を
超える結束力があると信じている。(山本哲志)

三田学園完封負け 3失点、初Vの壁厚く

試合終了間際に3失点目を許すと、三田学園の守備陣は
ピッチに倒れ天を仰いだ。初優勝を懸けた6年ぶりの
決勝で、シュート3本の完封負け。福原監督は
「ゴール前の迫力は完全に負けていた。相手が
一枚も二枚も上だった」と脱帽した。

前半の早い時間帯にFKで今大会初失点。それでも
慌てずボールを動かし、CKやロングスローから得点を
狙ったが厳しい寄せに苦しんだ。技術のある泉や宮内、
186センチの〝秘密兵器〟新井ら1,2年生の投入も、
劣勢を覆すまでには至らない。CKから
2失点目を喫し、前掛かりに点を取りにいって
最後にカウンターを食らった。

今年はコロナ禍で大会開催が見通せず、30人いた
3年生の大半が大学受験に備えて引退。大きくて
パワフルな選手主体のサッカーを突き詰めようと
していた指揮官も、残る選手の特長に合わせて戦い方
を変えざるをえなかった。黒瀬主将は
「残ってくれた3年生に感謝したい」と
振り返り、「1,2年生はこの経験を生かして、来年、
再来年と連覇してほしい」と期待した。(小川康介)



2月17日(水)閲覧数:521PV 訪問者数:284人

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