極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

むにゃむにゃ経営分析

2007年11月06日 | 今日の風の吹きまわし
ストが終結して以来初めてリサイクルトラックが来て、出しておいたブルーボックスを空にして行ってくれた
けど、今度はなぜか普通のゴミのトラックがさっぱり姿を見せない。何やってるんだろうなあ、この人たち。
次の月曜日は祝日の振り替え休日だから、収集は火曜日にずれる。まあ、不在だったせいもあってあまり
ゴミがないから別にいいんだけど、仏の顔も三度までっていうし、仕事ならそれなりにやってもらわなきゃ。

仕事のログを見たら、うひゃ、向こう2週間に6件も入っている。ファイルを数えたら8つ。まだでっかいのが
2つも手付かずなのに。こんなへっぽこセクレタリーはクビだ!と叫びたくても、自分をクビにするわけには
いかない。そろそろ「ま、いっか主義」の経営方針を見直さなくちゃならないかな。今年はとにかくやたらと
忙しい。会議でも今年は忙しいという人が多数派だった。これも産業のひとつであれば、忙しい人が多いと
いうことは需要が増えている証拠でもある。アメリカ翻訳協会(ATA)は会員数1万人強。日本語部門にも
800人以上が所属している。サンフランシスコ会議には1800人が集まったそうで、地元有力新聞『San
Francisco Chronicle』紙にも「Business is booming for translators(翻訳ビジネスは活況)」という
記事が載っていた。今一番ホットなのはテロリストの言語と中国語だそうだ。翻訳業はもろに時代を映す鏡
なのかもしれないなあ。

私の仕事ログはスケジュールや請求事務の管理のために7年前に作ったEXCEL形式のファイルで、月間
集計と年間の累計があるから、「前年同月比」と「前年比」も一目瞭然。我ながらウマくできていると思って
いるけど、仕事そのものが増えているのかどうかは、通貨単位が3つあって為替が変動する請求額よりも、
請求の基準になる英語の単語数の方が目安になりそうだ。ということで、ちょっと見てみたら、2001年は
合計47万3千語。この年は筆頭クライアントの倒産で年間売上の2割が焦げ付いた。ツレアイ君との件が
落ち着き始めた頃でもあって、人生とビジネスの厳しさをまとめて(ちょっぴりだけど)悟った気分だった。

翌2002年は思い切って仕事量を減らした年だ。語数は合計33万2千語。ばっさり減らしたつもりだけど、
こうしてみるとそうでもないような数字だ。次の2003年は23万6千語に激減。18年間で最低の年だった
けど、翌年のATA会議では「去年はきつかった」という人が多かったところを見ると、翻訳業界そのものが
不況だったのかもしれない。その後、2004年には38万語に回復、2005年は34万語、2006年は34万
6千語とけっこうコンスタントだったのが、今年は10月末ですでに41万語。このままでは2001年に逆戻り
しそうな勢いだ。やっぱり今年は「活況」ってことなんだ。ふ~ん、いったい何が起きてるんだろうなあ。

ログを作る前の10年間は「諸般の事情」で仕事に逃避していた時代だったから語数はもっとすごかった。
何せ1日10時間、週7日のペースを何ヶ月も続けるというとんでもないワーカホリックだったから、年間で
70万語を越えたこともあった。今そんなことをしたら過労死してしまうだろうけど、あの頃は仕事をしている
ことが自分が生きているという証だったのかもしれないなあ。そっか、確かに今年は忙しいけれども、まだ
まだ人生を楽しむ余裕はあるってことか。じゃあ、ギアを入れ替えて、ぶっ飛ばそうか。とはいえ、やっぱり
もっと遊びたいなあ・・・(遊んできたばかりなのに!)