伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
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「宮城県視察 震災ガレキの現状」 石巻市その2

2012-05-17 21:42:54 | ガレキ広域処理問題
5月14日、15日、宮城県石巻市、女川町、仙台市の視察報告第二弾です。
石巻工業港雲雀野埠頭の宮城県第二次処分場について。

石巻市内にある市の第一次仮置き場から宮城県の第二次仮置き場へガレキを搬入し中間処分、焼却処分まで行う。
この雲雀野埠頭の県第二次処分場は本年4月下旬にオープン。
5月下旬から日量8,200トンの処理する本格稼働が始まる。

これからこの搬入ゲートには毎日延べ数千台のトラックが集まり、GPSを使った運行管理システムで管理していく。



県処分場内では、私たちはずっと録音と録画をされていた。
何に使うのでしょうね。

計量台



地元雇用1,250人を目標とのこと。
しかしこの処分場は平成26年度中に事業を終了する予定。
ガレキはベルトコンベヤ―で流し、それを手作業でより分ける選別ラインが2本できていた。
1レーンには20人が作業にあたっていた。
これから8本に増やしていく。







ガレキの混合物の中から金属片、木片、木くず、コンクリートがら、石などを手選別しベルトコンベアの最後は可燃物。
ネットに引っ掛かっているのは紙くず。



前日、細野環境大臣が出席して「火入れ式」をした仮設のロータリーキルン炉が2基。現在1基試験運転中。



仮設のため上屋もなし、焼却炉の仕組みが良くわかる。
2年半で役目を終えるため、最低限の設備で、このキルン炉はリサイクル炉だとか。
おかげで300トン炉が1基40億円でできる。

建設中の仮設ストーカ炉3基。これは新品。



7月に順次稼働開始、8月本格的に運転するようになると日量300トン×5台で焼却処分される。