みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

安倍内閣末期症状

2016年02月12日 | 憲法守るべし
イクメン議員が記者会見で辞職すると発表した。テレビは安倍内閣を不安定にする7人とかいって、甘利元大臣、イクメン議員、高市総務大臣など7人を挙げていたが、そのうち2人が早々と辞任や辞職した。
甘利元大臣のワイロ問題は辞任して終わりとするわけにはいかない。国会が徹底して追及して明らかにしてほしいし、場合によっては検察による摘発も期待したい。
自民党では、大臣や国会議員が口利きをして報酬を受け取るのは当たり前らしい。きれいな人たちとだけ付き合っていては選挙に勝てない。汚い人たちの汚い願いでも権力や地位を利用してかなえてやれば、カネと票が手に入る。ふたたび当選して地位や権力を握り続けることができる。カネを渡して政治家を動かす、政治家は金を受け取って一部の人々のために働く、こんなことが許されるならば民主主義は成り立たなくなる。
ワイロは犯罪だが、企業団体献金は合法である。これはおかしいと思う。“合法的な”ワイロだ。政治資金規正法などを作ってワイロ性を隠しているのだと思う。
安倍政権の特別重要閣僚甘利大臣が辞任に追い込まれ、問題発言を繰り返す大臣、答弁できない大臣、漢字を読めない大臣など不適任閣僚が続々登場している。しかも、安倍内閣の看板政策=アベノミクスがガタガタになっている。第1次安倍内閣末期によく似た状況になってきたように思う。
ただ内閣支持率が下がらないところがまったく違うところだ。なぜだろうか?
素人推理をしてみると、一つは辞任、辞職が早く“傷が”深くならないうちに処理していることが功を奏している。丸川環境相が発言を撤回したとたった今テレビが伝えている。あたかも安倍首相が不正などに厳しい良い印象を国民に与えているのかもしれないが、第1次安倍内閣がつぶれた反省を生かしている結果だと思う。あの時、赤城農相の政治資金の不正経理問題が発覚したが、安倍首相は擁護し続けて傷を拡げたなどの反省だ。
安倍首相の“自信に満ちた”態度も支持率維持に効果をあげているのかもしれない。60年安保の厳しい世論に耐え抜いた祖父岸信介に学んだところだ。
しかし、安倍内閣に末期症状が現れていることは間違いない。アベノミクスの破たんは簡単に修復できないように見える。安倍内閣の重要政策に国民の多数が反対している。加えて首相は9条にまで触れてこれまで以上に憲法改正を強調しはじめた等々、国民世論との軋轢は広がリ強まらざるを得ない。閣僚や自民党議員の“失態”はそれに拍車をかけるが、きっと今後も次々出てくるに違いない、と素人は予想する。

安倍の経済政策破綻

2016年02月09日 | 憲法守るべし
安倍政治の間違いが経済でも噴出した。アベノミクスはずっと前から破綻が言われていたが、株高、円安で大企業、大資産家の支持を得ていた。それで持ちこたえていたらしい。
しかし、日銀のマイナス金利導入で一気に株安、円高がすすみ完全に安倍・黒田コンビの経済政策を突き崩してしまった。経済無知のままではいられそうになくなってきたので、浜矩子先生の「アベノミクスの先に」だったかな、読んで勉強しようかと思う。
安倍政権のでたらめさがあからさまになったと思うことがまだある。
パナソニックが貝塚市の工場での太陽電池の製造を中止するという。太陽光発電の買い取り価格の引き下げで、国内の需要が落ちているのが原因だ。パナソニックだけでなく他の大手企業も業績は厳しいと伝えられている。
太陽光発電にブレーキがかかる一方で、原発再稼働と大規模な石炭火力発電所の建設が進められるというのだからアベコベ政治の典型だ。自由主義、市場まかせでは、環境や安全より“効率”優先、利益優先になるのは目に見えている。規制を設けて国民の安全や地球環境を守らなければならない。それが政治の使命であろうと思うのだが、首相にはまったくその気はない。

台湾の皆さんと共にある

2016年02月08日 | 憲法守るべし
しばらくブログを休んでいる間にいろいろなことが起きた。
台湾南部の大地震で亡くなった方々に心より哀悼の意を表しますとともに、いまだに瓦礫の下に取り残されている人々が無事救出されますことを祈ります。
この間、かねて治療していた前立腺肥大症の手術のため初めて入院していたが、閉じ込められる恐怖をふと思った瞬間があった。
手術は尿道を通して入れられた内視鏡(テレビカメラ)と電気メスでおこなわれ、2時間足らずで終わったようだが、その間は全身麻酔でいつの間にか眠っていたので、痛みも何がされたかもまったくわからず目が覚めたら病室に運ばれていた。ところが、ここから翌朝までの、左足を曲げてはならないと体の自由が大幅に制限されていた時間がこのうえない苦痛であった。病室の白い天井を見るほか何もできない。麻酔が完全に覚めていないためか、次々関係なくいろいろなことが頭の中に点滅し、何かに集中して思うことができれば楽だろうと思っても、頭のなかは沸騰した状態が続いた。眠ることもできない。やがて頭は落ち着いてきたが、やはり体の自由はきかない。目をつぶっても眠れない。目を開けると白い天井。どれくらい経った。今何時だ。
こんな中で閉じ込められる恐怖を覚えたのだ。瓦礫の下や地中に閉じ込められた時の苦悩は想像もつかないが、一瞬その一端を感じたような気がして思わずため息をついた。
明けない夜はないとよく言う。必ず悪い状態は終わるときがくる。しかし夜が明けるまでは長く、つらいことが続くことも真実だ。打ち克って生き抜いた人々の強い精神力と体力には本当に敬服する。
救出を待っておられる台湾の被災者の方々、生き抜く強い意欲を失うことなくがんばってください。ご家族の皆さん、つらいでしょうが必ず救出されると信じて頑張ってください。
共にあると言いながら願うことしかできないのですが、心よりそう願い叶うことを祈ります。