『ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー』を観てきました
国を資源を家族をどう守るのか
誰と手を組み、誰と戦うのか
隠された大国の駆け引きにワクワクして
多彩な言語や文化や服飾、水中の王国の風景が興味深くて
槍や体術で戦う様が美しい
とっても楽しい映画でした
壮大な光景と世界観に心躍る一方
シュリちゃんの心の痛みを想うと
何度も涙ぐんでしまいました
「泣ける」とか「感動の」とかうるさく主張しなくても
しっかりした物語なら自然と涙が誘われるのです
宣伝文句が「泣ける」の時点で
見ないという篩にかけられるのは便利ですけどね
さてここからは内容に触れて綴りますが
大きな喪失が作中でも語られるとは予想外でした
力を尽くすシュリちゃんの悲痛な姿を
もう避けられない結果を知っている身で観るのは辛かったです
失われてしまったことが重く響き
残された者達へ深く同調せざるを得ませんでした
みんな強い人たちばかりだけれど
守るべきもののために悲しんでばかりもいられず
それぞれの役目に向き合う姿はカッコいいです
シュリちゃんが以前の無邪気さを垣間見せてくれる
ワカンダの外の世界も素敵でした
市街地カーチェイスってどうしてあんな楽しいのでしょうね
インカ帝国の文化を受け継ぐ水中王国も壮麗でした
王国での様子を見ると悪い人じゃないと思ったのですが
ネイモアさん
襲われる前に先に攻め込む、というのは
相手に怯えている証左なのですけどね
生身でワカンダの超技術と渡り合えるあたり
そんなに怖がる必要はないと思うのですが……
国を閉ざしているから世界を知らないのでしょうか
隠された大国同士
戦う前に手を取り合う道があったら良かったのに
そう思いますけれども
なりふり構わず家族の救出を優先する気持ちも解る
国を率いるのは大変ですね
とはいえ
リーダー同士の一騎打ちで事が収まるのは
どこか羨ましいですね
現実もそうなればいいのに……
小柄でもしなやかに強い新たな守護者
その誕生を見届けられて満足です
開園前にロビーでチラシを見ていると
あまり観たい映画がないな、と思っていたのですが
風の噂に流れて来た
「ザ・メニュー」という映画が面白いみたいですね
そして以前から気になっている
「M3GAN ミーガン」
ホラー映画には慣れていないのですが
AI人形ミーガンのお顔がですね
ビスクドールみたいで超絶好みなのです
常軌を逸した動きをしていても
あのお顔なら耐えられるかもしれない
お人形に狂った愛情を注がれるとか
大変嬉しい状況ではないですか
わたしにとってはホラーではないのでは?
という希望的観測をもとに
年明けの公開を楽しみにしています