露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

ジュラシックワールド

2015-08-12 14:07:22 | 日記


この夏で一番楽しみにしていた映画

『ジュラシックワールド』を観てきました


観たことのない光景に驚嘆して

登場人物の気持ちと一体になりながら

ハラハラして、泣けて、笑えて、生命の輝きに感動して

「映画って素晴らしい!!」と心から感じました


ちょうどテレビ放送で1作目を観て

引き継がれている点を色々発見できたのも良かったです

また、恐竜を人の手で管理しきれずに…という展開は今回も同じで

4作目にしても、こんなにもドキドキできるなんて凄いですね

びっくりして何度も小さく跳びあがりましたよ

なのに、画面から決して目を逸らしたくならない不思議


そして、シリーズでお馴染みのヴェロキラプトルにきゃっきゃしつつ

観ている内にわたしの中の少年の心が目を醒ました様で

最後のシーンに「恐竜かっこいい~っ!!」と大興奮し

パンフレットを読みながら、こんな恐竜が本当にいたんだと感動

特に巨大な体で海に君臨したモササウルスの姿は

幼いころギリシャ神話のアンドロメダのお話を読んで想像した

恐ろしい海の怪物そのものので

あんな凄い生き物が生きている世界に浸ることができた

映画館でのひと時は本当に幸せだったと改めて思いましたね


登場人物たちも魅力的で、オーウェンは勿論

見かけだけでなく、中身もかっこいい女性となったクレア

危機に陥る中、助け合って切り抜ける兄弟

ですが特に好きなのは、ちょっと怪しいところのある博士

人工的な新種に賛成はできませんが

可能性を突き詰めてみたくなる気持ちは解るかもしれません

あの美味しそうなお茶を戴きながら

生命の肉体構造の可能性についてお話を聞いてみたい(笑


さてさて、ここからは内容に触れながら…

何と言っても主役はラプトルですね!!

予告映像で、もしや…?と思っていたのですが

ラプトルが人間の味方になってくれるなんて…!!

オーウェンのバイクと並走する姿のかっこいいこと

それなのに…、インドミナスレックスに何を言われたの!?

ラプトル目線でのモニター映像も臨場感があってどきどきしました


そのインドミナスですが、力はあるは、知能はあるは

そもそも誰もその能力を把握しきっていないは

史上最恐の恐竜を更新しましたね


無残に引き裂かれたアパトサウルスの姿には

思わず涙を流していました

1作目で、ティラノサウルスに恐ろしい目に遭わされても

大人しい恐竜もいるんだよ、ということを教えてくれた

大きくて穏やかな草食恐竜

今回も、人間に、クレアに大事なことを教えてくれたのですね


あまり映画を観て泣いたりしない人間なのですが

どういう訳か涙腺が刺激されたシーンがもう一つありまして

センターから脱出したオーウェン達がラプトル達に囲まれた時

半泣きになりながら祈るように見つめていました


インドミナスへ咆哮したラプトルが本当にかっこよくて…!!

クレアが1作目の様に発煙筒で誘導したTレックスも流石の貫録で…


そういえば、1作目が公開された後の研究で

ティラノサウルスはあまり早く走れないことが判ったそうですね

なので、今回のクレアが走って誘導するシーンができたのでしょうか

そもそもハイヒールで走るのが凄いですが…

ジャングルでクレアが行動する準備を整えた時

「ヒールも脱いだ方が…」なんて思ったのですが

靴がないと色々なものが落ちている地面を歩けませんものね

良い靴だとヒールだけ折るのも難しいのでしょう

北海道の方が雪にヒールを刺す様にして走るのと同じで

ジャングルの湿った土にヒールを突き刺して走ったのでしょうか

舗装道路も走ってましたが…女優さん凄いですね


ヒールはさておき

インドミナスとティラノが戦うシーン

場面が暗いこともあって一瞬どちらか判らなくなったのですが

すぐに、醜悪なインドミナスと自然美のティラノという区別がつきました

自然選択を経ていない人工の怪物を倒すために

恐竜たちが戦う姿には本当に興奮しました

かつて同じ時代に棲息したことはなくても

ヒトも進化の末の仲間だと認めてくれたのでしょうか

獲物とみなさずに去っていたラプトルが素敵

ラプトルになら食べられてもいいと一瞬思ったのですが

ここでグラント博士の説明を思い出してみましょう

鉤爪でお腹を掻っ捌いて、生きたまま食べるかもしれない

…やはり食べられるのは嫌ですね


人々が去った島、ヘリポートを踏みつけ

咆哮するティラノサウルス・レックス

やはり王者レックスの名はインドミナスなどではなく

ティラノサウルスにこそ相応しいですね


心から満たされる映画に出会えて本当に良かったです


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