城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

夏ノ想ヒ出

2008-11-14 | Photologue
kas 05-01b

Quebec, QC, Canada
September 2008
Konica Auto S2
Fujichrome Velvia 100F




ケベックは今、一年で一番憂鬱な季節。

毎日曇りか雨だし、夕方四時には日が落ちて暗い。

そして、この後やってくるのは、長く、深い、冬。

そりゃぁ感傷的にもなったりしますですよ、はい。






敗北宣言三つ その三

2008-11-12 | 雑記

mx 05-11b
La Porte St-Jean, Quebec, QC, Canada
August 2, 2008
Minolta X-700 w/ New MD 35-70mm F3.5
Ilford Delta 100



三個目です




さて、最近だめだったこの報告を続けているんだけれども、最後は


酒がやめらんねぇ


つうことです。


自分には、かなり若いころから「寝酒」を飲む習慣があって、毎晩家に帰ってから寝る前にビール一本(350ml)とウイスキー一杯くらいは確実に飲んでいる。風邪引いたりして体調を崩しているときと、持病の片頭痛が出た日以外はほぼ100%飲む。

もう完璧に習慣化しているから、完全に止めるのは難しいことはわかっていたので、とりあえず一回に飲む量と一週間の間に飲む頻度の両面からすこぅしづつ減らしてゆけば、最終的には「週末にちょこっと飲むだけ」みたいな超善良な人間になれるんじゃぁないかと思ったんだけれど、やめらんないねぇ・・・・・・・・・・量を減らすことすら困難だねぇ・・・・・・・・・・・・

ビールの代わりに、フルーツジュースやらペリエなんかの炭酸水を飲むようにしてみたり、夜家に帰ってから「冷蔵庫を開けない」と堅く自分に言い聞かせてみたりしたんだけど。。。


無理っす、気がついたら手の中にふたの開いたビールがあるっす。
それに、ある程度酔っ払ってクラクラしないと眠れないっす。


もうこれは、強固な精神依存が形成されてしまっていることは間違いない模様
なんで、素直にあきらめることにしました、とまぁそういうこと。


まぁ、止めようと思ったのは

1.金がない。
最近、フィルム代と現像代という新たなコストがかかるようになったので、どこかで節約せねばならなくなっているんだけれど・・・・・・・ ねぇ

2.おなかのまわりのタプタプが・・・・・・・・
齢三拾・・・・・、大して食ってもないし、体重もほとんど変わらないのにどんどんタルタルしてくる腹回り・・・・・ 寝る前に飲むビールを止めれば少しはましに・・・・・   ねぇ

そういう理由があるにもかかわらずどうしようもないというのは、これはもうしょうがないです。





このことを父親に話したら

「ま、家系やな」

と、非常に淡白なお答え。


敗北宣言 三つ その二

2008-11-10 | 雑記
mx 05-17
Quebec, QC, Canada (Aug 2, 2008)
Minolta X-700 w/ New MD 35-70mm F3.5
Kodak Tri-X 400

続き




まぁ、冷静に考えれば他国民にはどうでもいい話なんだけれど、


オバマは絶対に大統領になれない


と言い続けていたことを素直に謝っておこうと思います。

オバマが民主党の候補になった瞬間から、選挙の結果が出る瞬間までの間、アメリカ大統領選挙の話題が出るたびに「黒人が勝てるはず無い」と言い切っていましたが、全く逆の結果になりましたね。 はい、私が間違っておりました。


でもねぇ、今回の選挙結果は、中西部のド田舎で暮らした経験がある自分には本当に大きな驚きなんすよ。

みんなは忘れている(知らない)のかもしれないけれど、アメリカは1964年まで公然と差別を行っていて(この辺、歴史的な解釈を細かく見て異論もあると思うけれど、ここは適度に流して欲しい)、それから四十数年たった今でも「白人以外に対する差別意識」というのが残っている国で、西海岸の大都市なんかを除いては、肌に色がある人々にとっては非常に住みにくい所だと思う(まぁ、おかれる環境によって色々だとは思うけれど、居心地の悪い思いをすることが多いはず)。僕自身も当時は人種的な面で色々と嫌ぁな思いをしたし、大学のカフェテリアだって黒人が多いゾーンと白人が多いゾーンというのがなーんと無く分かれていたくらいなんすよね。

そういう実体験があるから、いかに共和党候補が胡散臭い老人と田舎モン丸出しのババァの絶妙なコンビだったとはいえ、有色人種が大統領選挙で勝てるはずが無いと思っていたわけです、はい。

それがまぁ、なんとも驚きの結果。

いや、いや「黒人が大統領なんて有り得ん。絶対に無理だ」と言い切ってすみませんでした。僕の見込みがいろんな意味で甘かったみたいです。


敗北宣言 三つ

2008-11-09 | 雑記
DSC01716
Rue St-Joseph, Quebec, QC, Canada (Aug 29, 2008)
Sony Cyber-shot W-80


素直に負けを認めるというのは難しい。が、認めるものはしっかり認めんと、次につながらんうえに、言い訳、捨て台詞ばっかり吐くような人間のクズに成り下がってしまう恐れすらある。 つうことで、最近だめだったことを三つほど。



今年の正月は良いアイデアがまったく思い浮かばず、毎年恒例の"無駄目標"をたてることができなかった。でも、「これではイカン。一年にしまりがなくなってしまう」と思ったので、正月以降もしばらくの間いろいろと思案していた。その結果、2月半ばあたりだったかにひとつ思いついたことがあったので、それを「今年の目標」として自分の中でこっそり掲げていた。でも、11月に入ってもまったく成就する気配がないというか、取り掛かることさえしていないので、ここらでさっさと敗北宣言を出しておこうと思った、とまぁそういうことです。

で、その目標というのは


「かにポジション」での「かな入力」のマスター


・・・・


・・・・・・ あー、また変なこと言ってますかね、僕?

・・・・・・えーっと、やっぱり「かにポジション」での「かな入力」がいったいなんなのかに関する解説が必要ですかね?そうですかね?


じゃぁ、まず「かな入力」から、

コンピューターのキーボードで日本語入力をする場合、多くの人はローマ字入力を使っていると思う。多分、タッチタイプ(ブラインドタッチ)を覚えようかという時に「ローマ字なら覚えるのは25文字ですむから楽」という話を聞いて(教えられて)、そのとおりに従ったのだと思う。自分もそうだ。あと、日本語だけでなく、プログラムを書く人、英語でものを書く必要がある人にとっては、すべての言語を同じキー配列で打つことができるので便利でもある。まぁ、そいうわけでローマ字入力が一般的なんだと思う。でも、日本で購入するコンピューターのキーボードには、アルファベットだけでなくひらがなも印字されている。で、それを使って日本語をタイプするのが「かな入力」なんです、はい。


Wikpedia かな入力


次に「かにポジション」だけれど、これはホームポジションとして通常使われる「左人差し指 F(は)/ 右人差し指 J(ま)」ではなく、そこから右斜め上にずらして「左人差し指 T(か)/右人差し指 I(に)」におくというもの。こうすることで、上段のキーに届きやすくして、さらに右手の小指の負担を減らそうというもの。



こんな説明でわかりましたかね?
(わからなければ自分で調べましょう)



で、この「かな入力」を採用する最大の利点は、Wikipediaの記事にもあるとおり、習熟すれば日本語のタイプ速度があがるということにある。ローマ字入力なら、あ行を除いて一文字当たり二回キーをたたかなくてはならないけれど、ひらがなを直接入力するかな入力なら、一文字当たり一回キーをたたくだけなので、覚えるキーの数は増えるけれど、打鍵数が減るからだ。

ただ、このタイプ速度だけれど、打つ速度が倍になるかといったらそんなことも無いらしい。ひらがな一文字辺りにたたくキーの数がほぼ半減するとはいっても、実際は、打鍵の守備範囲が広がるのと、濁点、半濁音なんかは結局二回キーをたたかなくてはならないなんかがあるので、ローマ字入力と比べて2,3割程度早くなるだけらしい。

でも、この2,3割という微妙な数字に自分は惚れた。 2倍とかの劇的な数字ではなく、2,3割。。。。 要するにほんの少しっつうこと。下手したら単純に気分の問題かもしれん。そして、わざわざ覚えても誰も感心してくれそうにない。 でもね、その辺が無駄能力、無駄知識が大好きな自分にとってはとんでもなく魅力的に見えた。素敵に思えた。

なので、これを覚えてひそかに「オレ、かな入力で日本語タイプやってんだぜ」「すげえだろ、日本語のときと英語のときで文字配列が違うのに打てるんだぜ」みないな密かな優越感を楽しもうと思ったんだけれど、まったく成就せず。。。。。

敗因は

1. 日々の生活で日本語を打つ機会があんまりないので、練習する機会がないし、モチベーションもあがらない。
2. 日本語がプリントしてあるキーボードが身の回りにないので、そもそも練習ができない。
3. さらに、一番使用頻度が高い学校のマシンのキーボードにいたってはエルゴノミック仕様(Microsoft Natural Ergonimic 4000)なので「かにポジション」という変則ポジションを採用することが不可能。



などなど。 要するにあまりにも無駄すぎて習得にできなかったということですな。



これが一個目。 長くなったので残りの二つは次の記事で。




ちなみに、ドーデもいい話だけれど、うちの実家にはかつて「一般的なJIS配列」ではなく「50音順」にキーボードが並んでいるという超キワモノのワープロがあった。








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今回の写真は街で偶然見かけた、シトロエンDSのワゴン。 DS自体はたまーに目にすることがあるので、そこまで珍しい車ではないのだけれど、ワゴンは珍しい! 視界に入ったクラシックカーはすべて目で追って車種を確認する、という悪癖がある自分にとっても目にするのは初めてという一品。