Rue St-Joseph, Quebec, QC, Canada (Aug 29, 2008)
Sony Cyber-shot W-80
素直に負けを認めるというのは難しい。が、認めるものはしっかり認めんと、次につながらんうえに、言い訳、捨て台詞ばっかり吐くような人間のクズに成り下がってしまう恐れすらある。 つうことで、最近だめだったことを三つほど。
今年の正月は良いアイデアがまったく思い浮かばず、毎年恒例の"無駄目標"をたてることができなかった。でも、「これではイカン。一年にしまりがなくなってしまう」と思ったので、正月以降もしばらくの間いろいろと思案していた。その結果、2月半ばあたりだったかにひとつ思いついたことがあったので、それを「今年の目標」として自分の中でこっそり掲げていた。でも、11月に入ってもまったく成就する気配がないというか、取り掛かることさえしていないので、ここらでさっさと敗北宣言を出しておこうと思った、とまぁそういうことです。
で、その目標というのは
「かにポジション」での「かな入力」のマスター
・・・・
・・・・・・ あー、また変なこと言ってますかね、僕?
・・・・・・えーっと、やっぱり「かにポジション」での「かな入力」がいったいなんなのかに関する解説が必要ですかね?そうですかね?
じゃぁ、まず「かな入力」から、
コンピューターのキーボードで日本語入力をする場合、多くの人はローマ字入力を使っていると思う。多分、タッチタイプ(ブラインドタッチ)を覚えようかという時に「ローマ字なら覚えるのは25文字ですむから楽」という話を聞いて(教えられて)、そのとおりに従ったのだと思う。自分もそうだ。あと、日本語だけでなく、プログラムを書く人、英語でものを書く必要がある人にとっては、すべての言語を同じキー配列で打つことができるので便利でもある。まぁ、そいうわけでローマ字入力が一般的なんだと思う。でも、日本で購入するコンピューターのキーボードには、アルファベットだけでなくひらがなも印字されている。で、それを使って日本語をタイプするのが「かな入力」なんです、はい。
Wikpedia かな入力
次に「かにポジション」だけれど、これはホームポジションとして通常使われる「左人差し指 F(は)/ 右人差し指 J(ま)」ではなく、そこから右斜め上にずらして「左人差し指 T(か)/右人差し指 I(に)」におくというもの。こうすることで、上段のキーに届きやすくして、さらに右手の小指の負担を減らそうというもの。
こんな説明でわかりましたかね?
(わからなければ自分で調べましょう)
で、この「かな入力」を採用する最大の利点は、Wikipediaの記事にもあるとおり、習熟すれば日本語のタイプ速度があがるということにある。ローマ字入力なら、あ行を除いて一文字当たり二回キーをたたかなくてはならないけれど、ひらがなを直接入力するかな入力なら、一文字当たり一回キーをたたくだけなので、覚えるキーの数は増えるけれど、打鍵数が減るからだ。
ただ、このタイプ速度だけれど、打つ速度が倍になるかといったらそんなことも無いらしい。ひらがな一文字辺りにたたくキーの数がほぼ半減するとはいっても、実際は、打鍵の守備範囲が広がるのと、濁点、半濁音なんかは結局二回キーをたたかなくてはならないなんかがあるので、ローマ字入力と比べて2,3割程度早くなるだけらしい。
でも、この2,3割という微妙な数字に自分は惚れた。 2倍とかの劇的な数字ではなく、2,3割。。。。 要するにほんの少しっつうこと。下手したら単純に気分の問題かもしれん。そして、わざわざ覚えても誰も感心してくれそうにない。 でもね、その辺が無駄能力、無駄知識が大好きな自分にとってはとんでもなく魅力的に見えた。素敵に思えた。
なので、これを覚えてひそかに「オレ、かな入力で日本語タイプやってんだぜ」「すげえだろ、日本語のときと英語のときで文字配列が違うのに打てるんだぜ」みないな密かな優越感を楽しもうと思ったんだけれど、まったく成就せず。。。。。
敗因は
1. 日々の生活で日本語を打つ機会があんまりないので、練習する機会がないし、モチベーションもあがらない。
2. 日本語がプリントしてあるキーボードが身の回りにないので、そもそも練習ができない。
3. さらに、一番使用頻度が高い学校のマシンのキーボードにいたってはエルゴノミック仕様(Microsoft Natural Ergonimic 4000)なので「かにポジション」という変則ポジションを採用することが不可能。
などなど。 要するにあまりにも無駄すぎて習得にできなかったということですな。
これが一個目。 長くなったので残りの二つは次の記事で。
ちなみに、ドーデもいい話だけれど、うちの実家にはかつて「一般的なJIS配列」ではなく「50音順」にキーボードが並んでいるという超キワモノのワープロがあった。
今回の写真は街で偶然見かけた、シトロエンDSのワゴン。 DS自体はたまーに目にすることがあるので、そこまで珍しい車ではないのだけれど、ワゴンは珍しい! 視界に入ったクラシックカーはすべて目で追って車種を確認する、という悪癖がある自分にとっても目にするのは初めてという一品。
なんか、年配の人向けのパソコン教室ではかな入力で教えるらしいよ。そのほうが覚えやすいらしい。