城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

文化的なエ○

2008-03-19 | 雑記
ちょっと最近仕事が不規則でキツイ。更新する余裕がねぇよ。




ちょっと前に、朝日新聞が主催する手塚治虫文化賞という漫画賞のノミネート作品が発表されたのだけれど(選考結果の発表は五月)、そのノミネート作品をみてかなり驚いた、というのが今日のお話。

第12回手塚治虫文化賞ノミネート作品

そろそろ在北米は7年とか8年なので、全く知らない作者やら作品が増えていることもそうなんだけれど、それ以上に驚いたのはリストの10番目に「山本直樹」が載っているって事。健全なる一般人が多数を占めると思われる城壁の街で読者の皆さんは誰も知らんと思うけれど、この人




エ○マンガの人っすよ




しかも、監○、S○、ス○トロ、セッ○ス教団(自主規制しました)、なんでもありのかなりコアな人なんですけど・・・・・(なぜ、僕がそんなもんを知っているかに関しては突っ込まないでほしい) いいんすかね? ゴッドファーザー手塚治虫の名を冠し、山岸涼子、岡崎京子、高野文子、諸星大二郎とかが受賞している賞にノミネートしちゃっても?

いや、たしかに山本直樹はただのエ○マンガと違って、なんというか、こう、性愛に溺れてゆく人間の悲哀みたいなものを鋭く描いている漫画家で、大学生時代の自分の周りでもファンは散見されたけれど、それにしても手塚治虫文化賞っすかぁ・・・・・・

なんか、よくわからん。



と、いうわけでノミネート作品である「レッド」に関して少しだけ調べてみたんだけれど(すぐに買って来て読むということが出来んのが悲しいな)、テーマはあの学生運動やら、日本赤軍やらに関してらしい。しかも、登場人物が死んでゆく順番にあらかじめ番号を書き込んでおくという妙な手法を使っていたりしていて・・・さらに現時点でエ○なし・・・・

ふうん、そっかぁエ○じゃなくて学生運動がテーマなんだな・・・・

へぇ、学生運動ねぇ・・・・・・・ 


自分にとっての学生運動というのは「映画やら小説やらを読んでいるとたまに出てくる昔の話」ぐらいの認識しかない。(あ、そういえば某旧帝国大学にはそういう人たちがいまだ生息しているという話を聞いたような聞かんような・・・・・・でも、自分の大学生活には全く縁が無かった)とりあえず馴染みが無いし、思い入れも無いただの歴史上の出来事だ。だから映画や小説でそれにかかわることが出てきても全然感ずるものが無い。あの、あれですな、多くの日本人にとってのベトナム戦争みたいなもんだと思う。アメリカ映画ではやたらと出てくるんだけれど、あんまりかかわらなかった自分たちには「へぇ、そうなんだ」ぐらいにしか思わない感じ。あれですよ。


ぬうん、読みたいような、別にどうでもいいような・・・・・




四年位前に立松和平の「光の雨」を読んだときも「アホらし」と思ったぐらいだからなぁ。