スプリンクラー圧力タンク

一般にスプリンクラーのヘッドには常時ある程度の圧力がかけられている。

その親玉が機械室にある圧力タンク。

その圧力が一定値以上になるようにスプリンクラー補助ポンプによって自動的に圧力タンクへ給水が行われている。


だがしかし、以前は補助ポンプでの給水がうまくいかず、ポンプの呼水用のロートにホースを突っ込んで水を注入してやらないといけない状態だったらしい。しかも、簡単にはいかなかった。５分ほど試行錯誤してなんとか給水される状態。

この給水ができず圧力タンクの圧力が下がり過ぎるとスプリンクラーポンプが起動してしまう。

すると、最悪、客室などにあるスプリンクラーヘッドが弱いところから暴発してしまう。

深夜、お客さんの寝ているベッドの真上であってもだ。

経理や客室管理などの重要なコンピューターのあるサーバー室もだ。

高圧の変電・配電を行っているキュービクルや、燃焼中のボイラーにも容赦なくスプリンクラーの水はかかる。

つまり、この施設は終わる可能性があった。

スプリンクラーポンプが誤作動したら、ポンプのスイッチやプレーカを切るよう言われてはいたらしいけど、誤作動であることを確認できるまでにかなりの時間を要するから被害は甚大だ。


オレがここに来たときには正常に給水されるよう更新されてました。

あー、怖い怖い。