Louis Armstrong - What A Wonderful World

アンタのような若いヤツが言ってくるんだ
ねえ、おじさん
この素晴らしき世界"ってどういう意味かって
世界中で戦争が起きてるけど
それでも素晴らしい世界だと言えるのかって
飢餓や公害の問題はどうなんだって
どっちにしても
"素晴らしい"とは言えないんじゃないのかってさ

それじゃ
この老いぼれの話をちょっと聞いてくれるかい？
俺にとっちゃ
この世界 そんなに悪くないのさ
俺たちがこの世界に何をするのかって話なんだ

俺が言いたいのは そう
世界にチャンスを与えられれば
"素晴らしき世界"なれるんだってことなんだ
愛なんだ ベイビー 愛だよ
それが秘訣なんだ
そう 俺たちが互いにもっと愛し合うなら
たくさんの問題が解決できるんだ
そしてこの世界はもっと素敵なものになる
この老いぼれはそんな話をし続けるのさ…


木々の緑が目に入る
真っ赤なバラが生えている
俺やみんなのために
花は咲いているんだ
そして俺はひとり思うのさ
なんて素晴らしい世界なんだって

青い空が見える
白い雲が浮いている
輝くような祝福の日
暗い神聖な夜
そして俺は自分自身に問いかける
なんて素晴らしい世界なんだと

虹の七色
空に浮かぶ可愛らしい架け橋
行き交う人々の表情も
本当に様々だ
友だちどうしが手を握りあい
"元気かい"って挨拶してる
その意味は本当はこうなんだ
"きみを愛しているよ"ってこと

赤ん坊の泣き声が聞こえる
その成長を見守ろう
彼らは俺が知ってることとりも
もっと沢山のことを学ぶんだ
そして俺はひとりつぶやくのさ
"なんて素晴らしい世界なんだ"と
そう 自分に問いかける
"なんて素晴らしい世界なんだ"って