今年も行ってまいりました。
家を出た時はこ~んなにお天気だったのに
松本を過ぎたあたりから道路脇には白いものが・・・。
我が家も冬にはスタッドレスタイヤ必需品のエリアだけど
豪雪地帯ではないので、ちょっと賞味期限切れ気味のタイヤでも
まぁ~乗り切れるかな・・・って感じなのだが
豊科インターでタイヤ規制なんかがあり、この先、本格的な雪なのねん。
長野インターを降り、川中島古戦場公園を目指したら
こんな感じでした。
白銀の世界。
信玄と謙信、こんな雪に合戦しなくて本と良かったよ。
この1年ですっかり歴女になってしまった私。
今日、まず先にここに立ち寄ろうと思ったのは
1年前の善光寺詣の時、予定の最後に立ち寄ったら(その時も雪が積もってた)
夕方で、博物館も終わっていて
しかもチョ~寒い!!
寒すぎて「ここが武田と上杉が戦ったばしょか」なんて
じっくり散策する気も起きず、さっさと帰ってしまったので
今回はまずその続きから・・・ということで
やって来たのでした。
マービンとマリノは車でお留守番しててもらって、まず向ったのは長野市立博物館。
当然、武田信玄と上杉謙信との戦いの事など
詳しい資料などが展示されてあるのかと思いきや
よくよく調べてみたら
この辺りの歴史と生活全般ということで
特に戦国時代のことを詳しく展示しているわけではなさそう・・・なのだが
ジャ~ン!!
今回はラッキーでした。
期間限定で、川中島の戦いがその後どのようにドラマ化していったのかに焦点をあてたという
江戸時代の文化や近代の映像で重ねあわせて見ることが出来るというもの。
戦国時代当時はそんなにすごい戦いだったと持てはやされていなくて
天下泰平の江戸時代半ば、歌舞伎とかで演じられるようになって話題になったとか・・・。
今に伝えられているこの時の話は
殆ど江戸時代になって語られ始めたものだったということがわかった。
戦国時代当時の資料や記録からは、ほとんどの状況を復元することは出来ないそうです。
なんだか・・・ちょっとガックシ。
ここでは、一番激しかった最後の戦いが、どのような成り行きだったかを知ることが出来る。
他にも信玄の直筆の書状があったり
古絵図で当時の状況を知ることが出来る。
もっともっと見ていたかったのだけど、時間もそんなに無かったので
急いで他の展示物も見に行ってみた。
こちらは常設展示物で、世界は一気に縄文時代とか、弥生時代とかにトリップ。
もう絶滅してしまったそうだけど『ムース』という
鹿っぽい動物が、この辺り一帯にいたようだ。
こちらは明治、大正時代の民家の様子だったり、
昭和初期の民家のしつないを再現してあって、ちょっと懐かしい感じ。
ブレちゃったけどね~。
こちらのセクションにも、ちょこっとだけど川中島の戦いの様子が展示してありました。
結構な時間長居してしまった。
マービンとマリノを、エンジンをつけっぱなしのクルマの中に残してきているので
ちょっと心配になり、急いで駐車場に戻る。
も~う!!待ってたんだから!!
と、言わんばかりにガシガシ雪の中を進み出す2匹。
だって~、前へ進むしか脳がないんだもん!!
駐車場からもう一度博物館の方向に向かうようになるけど
歩いて行くと
武田信玄と上杉謙信両雄一騎打ちの地・・・という場所があって
こ~んな像がありました!
よ~くドラマで再現されるシーンですね。
謙信がたった一人で武田方へ乗り込んで行って
そこにいた信玄と一騎打ちしたという・・・。
ここが、その場所らしいです。
その場所に私も立っていると
急にタイムスリップしてこの時代に迷いこんでしまったらどうしようと・・・
丁度一騎打ち最中に、この間に入ってしまったらどうしようかと・・・
ちと怖いなぁ~
なんて、アホなことを妄想しまくってしまいました。
奥へ進んでいくと『八幡社』があります。
信玄が、ここに陣を張って戦に挑んでいたそうです。
私も・・・今回の旅の安全をお祈りしました。
勘助のお墓とか、まだまだ見てみたいところはたくさんあったのだけど
こんな雪だったので、それはまた次回に回すことに。
もうお昼をとうに回っていたので、何を食べようか相方と相談した。
善光寺近くにある、蒸し料理のお店にも行ってみたかったのだけど
結局去年と同じコースで、中野市で富倉蕎麦が頂ける『郷土食堂』に行く事に。
長野電鉄山ノ内線中 野松川駅近くにある富倉出身のおばあちゃんが打つそばで
はじめて富倉そばが富倉を出た由緒のあるそば屋さんなんだよ~!
大根の煮物はお通し。
これは、謙信が好んだ笹ずし。
信玄との北信濃の支配権をめぐって川中島の合戦に出向く際に
越後の春日山城からこの富倉を通過して行ったそうで
その時に、村人が笹の葉の上にご飯とおかずを載せて差し出したのが始まりだとか。
お蕎麦は戸隠蕎麦みたいに『ぼっちもり』になってます。
オヤマボクチという、ゴボウ科の植物の葉を繋ぎに使っている
コシの強いお蕎麦は、本当に美味しかった。