Letters from nowhere

ライター斉藤恵美の日々の活動や掲載情報

「王国への道―山田長政―」

2009年09月17日 | 
 先日の取材の関連資料として、遠藤周作の「王国への道」(新潮文庫)という小説を読みました。これは、江戸時代にタイのアユタヤで傭兵隊長として活躍した山田長政を主人公とした物語。
(現在、日本人俳優の大関正義さん主演で、映画の撮影が進行中)

 山田長政については、史実として分かっている部分は非常に少なく、遠藤周作が実在した人物とその時代を借りて、想像をふくらまし小説にしたもの。しかし、自分の野望の実現に情熱を燃やす長政と切支丹のペドロ岐部という二人の人物の生き方を鮮明に対比させて描いていて、とても興味深かった。久々にいい本に出合えた気分。

 8年前に初めてアユタヤを訪れたとき、日本人町の跡を取材しているのですが、その前にこの本を読んでおけばよかった! アユタヤにはそれ以来、行っていないので、久しぶりにこの世界遺産の町を訪ねたくなりました!! 誰か私をまたタイに派遣してくれないかなぁ

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1 コメント

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Unknown (chii)
2009-10-01 21:03:03
アユタヤは、
オプショナルツアーで
遺跡は観たけれど、
日本人町には行かずじまい。

本、面白そうですね。
チェックしてみよっと♪
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