Letters from nowhere

ライター斉藤恵美の日々の活動や掲載情報

今月の掲載

2006年06月30日 | 掲載
 いきなり夏がやってきたように、暑いですね。今日はとうとう、今年初めて部屋の冷房を入れてしまった。取材のテープ起こしが終わって、一息ついていたら、4・5月に執筆した掲載誌が届きました。

『SEVEN HILLS』7月号(イー・マーケティング)・・フランスの映画監督リュック・ベッソン、スイスの宝飾ブランド、ショパールCEOのインタビューほか、オーダーメイド特集の一部、対談記事を執筆しました。

*SEVEN HILLSのHP上でベッソン監督のインタビュー記事を読むことができます。→ここをクリック

高幡不動尊の紫陽花

2006年06月23日 | 近況

 今日は、都内の紫陽花の名所高幡不動尊に行ってきました。新宿から京王線の特急で30分程度だけど、境内は広くて緑が多い。今がちょうど見頃で、花を見ながら木立のなかを散策できます。こんなにたくさん群生している紫陽花を見たのは初めて。これから1週間くらいが、ピークだそうです。手軽にいけるので、都内に住んでいる人にはオススメ。

旅コラムMangojamフォトアルバムに紫陽花の写真をアップしました。


ダ・ヴィンチ・コード

2006年06月13日 | 映画

 この間、映画代金が女性は1000円になるという日(毎週、水曜が割引って知ってた?)に、『ダ・ヴィンチ・コード』を観に行ってきました。感想はといえば、正直分かりづらかった。いろいろな登場人物が出てくるし、話の展開にもちょっと無理があるような。
 
 しかし、これだけ大ヒットするというのは、歴史もからんでいて単なるミステリーに終わっていないことと、今まで当たり前のように正しいと信じられてきたことに、疑問を投げかけてるからなんでしょう。それに、本当の史実かどうかは別として、こんなこともあったんではと思わせられること。

 『ダ・ヴィンチ・コード』に影響されて、久しぶりに歴史の本を読み始めた。これも、キリスト教の歴史も含めて、西洋中心の見方で書かれた世界史を、新しい視点で見た本。確かに歴史というのは、そのときの権力者に都合のよいように作られているし、視点を変えれば全く違って見える。世の中って結構、誤った常識や知識を正しいと信じこまされていることも多いのでは、と思わされます。
 先入観やいろいろな情報にまどわされず、本当に正しいものを見抜く力が欲しい。

三丁目の夕日

2006年06月03日 | 近況
 仕事がひと段落して、ほっと一息。そこで、忙しいときには書けなかった最近の出来事を少し。
 この間、前からいいと噂を聞いていたALWAYS 三丁目の夕日を観てきました。昭和30年代が舞台になっているだけあって、来ている人は当時を知っている団塊の世代の人々が多かった。

 セットが実によくできていて、オープニングで町の様子が映ったとたん、なぜかじ~んとくるものがありました。特に子どもがかわいくて、映画館中みんな泣いていた。日本アカデミー賞を12部門もとったというけど、それだけ受賞したのもよく分かる。今月DVD化されるそうなので、興味のある人はそちらをどうぞ。

 同じくこの時代を舞台にしている佐賀のがばいばあちゃん』(徳間文庫)という本も読みました。これは戦後、貧乏のどん底にありながら、明るくたくましく生きた女性の話で、漫才師の島田洋七が子どもの頃預けられていた佐賀のおばあさんのことを書いています。映画化されて、今日から上映されるそう。

 どちらを観て(読んで)も思ったのは、当時の日本人って今よりずっと濃密な人間関係を持っていたということ。思いっきり笑って泣いて、けんかして。そして、人を思いやる日本人の美徳が生きていた気がする。今、昭和30年代がブームになるというのも、そういったことへの郷愁もあるんでは。

 特に「がばいばあちゃん」(「がばい」は佐賀弁ですごいという意味)の話は、疲れたときに元気をもらえるので、シリーズの本も続けて読もうと思います。