Letters from nowhere

ライター斉藤恵美の日々の活動や掲載情報

林芙美子記念館

2017年02月25日 | 近況

今日、「放浪記」などで知られる作家・林芙美子朗読会があることを知り、立ち寄ってみました。様々な苦労をした後に建てた住居が、今は記念館として整備されています。画家の夫のためのアトリエを備えた、とても落ち着いた雰囲気の日本家屋

芙美子と夏目漱石の小説の朗読を聞いた後、館内ガイドの解説を聞きながら、家を一周。競合する出版社の編集者は同じ部屋に通さず、別々の部屋に待たせていたなんていう話が面白かったなぁ。庭にはちょうど、きれいな梅も咲いていました。

近くには、新宿区ゆかりの文化人のスポットもあるので、興味のある方はお散歩がてら行かれてみては。

林芙美子記念館
新宿区中井2-20-1

<写真>芙美子が「浮雲」などの作品を執筆した書斎

スーパー浮世絵 江戸の秘密展

2017年02月07日 | 美術展

今日は時間があったので、ネットで見て興味を持ったスーパー浮世絵 江戸の秘密展へ。浮世絵を版画そのものではなく、デジタルアートとして最新の映像技術で楽しむというユニークなイベントです。ボストン美術館の浮世絵の人物などが動き、立体の空間デザインと組み合わされて、絵の世界を体感できるというもの。

これまでも、美術作品としてだけでなく、江戸時代の庶民の暮らしが分かるという点で興味をひかれて浮世絵の展覧会に出かけていました。今回「日本橋」「女性ファッション」「芝居小屋」「バケモノ」などさまざまなゾーンで、歌舞伎役者・片岡愛之助さんのナレーションが流れ、江戸の文化や生活について知ることができました。

以前、同じ日本橋で行われた「アートアクアリウム」という催しは、展示が凝りに凝っていたので、今回はちょっと物足りなさを感じたけど、いろいろな側面から江戸時代の雰囲気を感じることができて、楽しめたかな。日本橋茅場町の特設会場で5月31日まで

旅行雑誌の編集記者をしていたとき、日本橋の老舗店を特集したことがあり、昔魚河岸があったという街の歴史の話を聞いたことなど思い出し、散策して帰りました。