「世界は僕を救わない」 -穏やかな世界の祈りと願いー

人生は一度きりやり直せる人はいない。
PN真城灯火
闘病記&創作物関係置き場です。

「勇気つながれ」に投稿した原稿です。

2013年02月27日 17時15分55秒 | 身体と心
☆「勇気つながれ」

「自分の思った通りに生きて良いんだと気づかせてくれた」


今から10年以上前、ある日、急に不安感に襲われました。
とても手足が冷たくなってきて、背中もゾクゾクしてきました。
「怖い」という感情がドンドン膨らんでしまい、とうとう動けなくなってしまいました。
それがPDでした。
でも、そんな病気があるのも知らず、どこか具合が悪いだけだと過ごしていました。
それから不調のまま2年経って、映画を見に行った大きなショッピングモールで上のような状態になり、お腹も痛くなったのでトイレに駆け込みました。

そこで、IBS発症。(不安を感じるとお腹が痛くなる病気です)
ダブルパンチでトイレから出てくるのも必死で、薬局を探すのも出来ず、家族に症状を話す事も怖くて出来ず、救急車で病院まで運ばれました。
そこで、やっと病名が判明。

ストレスが原因と言われ、その頃、問題を起こしてばかりいる友人と嫌々付き合っていた私は、彼女を取り除く事にしました。
友人は自分のしていない事を私がするのを嫌がったり、彼女の思い通りにならないと怒るタイプでした。
俗に言うフレネミーですね。
外出も出来なくなった私ですが、彼女の姉に会って「別れる」事を伝えました。

でも、友人(原因)と会わなくなっても早々良くなるはずも無く。
それから5年くらいしても病状は良くなったり悪くなったりしてました。
何か、色々と諦めてました。

でも、何を思ったのか3年前に体調をみながら、「人間ドッグ」を受けました。
そこで発見されたのは「乳ガン」(正確には乳腺炎)
PDとIBSと乳ガン?
諦めきっていた私は「そうきたか?」って思い、ぐだぐだと考える内に…。
そうか。

「自分の人生は自分が思った通りに生きて良いんだ」
という思いに行き着きました。
パチンって目に前が開けた音がしました。(本当にそんな風になったのです)

PD患者は鬱になりやすく、自殺する人も多い病気です。
今は随分良くなってきてPDの精神安定剤も、IBSの胃腸薬もほとんど飲まなくなりました。
乳腺は年1回のマンモグラフィー検査をしています。

あの時、具合が悪いままなのに何故「人間ドッグ」を受けようと思ったのか?
何故、「自分の思い通りに生きていいんだ」と思ったのか不明ですが。

今の私は歌を習い始めて、先日はライブハウスでバンド仲間と歌うまでになりました。

PDもIBSも、乳ガンになるかもしれない乳腺炎も持ったまま、前向きに生きています。




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