Rubber Soul

だんだん身についてきた田舎暮し。草津、小諸に出没する田舎のおばさんになりきってきた。

ひとりでも大丈夫

2019-10-11 16:07:29 | 友人
学生時代からの50年来の友C子に上野で会った。住む所はかなり遠距離なので関東地方にC子が出没した時が会うチャンス。娘の家に手伝いに九州から出てくる。
恋い焦がれる様にメールでやり取りして、誕生日祝いを持って出掛けた。
殆ど乗らない吾妻線の電車に高崎で新幹線に乗り換えての旅だ。ひとりで電車に乗るのはたいていが東京近辺で一時間に一本しか走らない吾妻線は頭を切り替えないととんでもないことになりそう。
国立西洋美術館は65歳以上無料に魅せられて入館する。
わたくしはC子に会えた嬉しさに気もそぞろで、松方コレクションの中世宗教画が殆ど眼に入らない。
何からおしゃべりしたのかなあ、メールトークと変わらないけど、生のC子の声が嬉しかった。
暗くなる前に帰り着きたい。家は山だもんね。
話し残したことたくさんあるのにいつかはきりつけなくちゃ。残したことは次回だね。わたくしは上野からまた新幹線にのる筈だった。
地下4階まで降りる途中、目指す新幹線が来るというアナウンス。エスカレーターはまどろっこしく、下り階段は膝に来るけど今日は大丈夫だ。急げ。エアロバイクの効果アリアリだね。
ホームにいた新幹線に跳びのってやれやれ。列車内のアナウンス、「次は東京」あらら、、。
わたくしは東京駅のホームでうろうろすることもせずに次々に発車する新幹線に目をやり、旅人たちの様子を見、高崎接続の吾妻線の時間に合わせて立ち続けた。かれこれ一時間、漸く目的地まで確かに運んでくれる新幹線に乗る。
C子と一緒に歩いてわたくしが方向音痴だとわかった。
草津の街中と周辺は自信あるよ。でも都会に出ると頭混乱。電車に関してはたいてい亭主にくっついて行く。
ダメだわ、感覚の鈍さ際立っているもの。
失敗を話せば夫はひとりで出すことに不安を感じる。冗談やめてよ、だから内緒。わたくしはひとりでも大丈夫。 薄暮に駅に着くはずが駅を出て駐車場に向かうと真の暗闇だった
ロダン 「カレーの市民」