舞栗倉庫

過去ログ

ひとつ済んだ。

2006-10-16 19:22:00 | Food
昨日の宅建試験は受験料を払い込んでしまったので、まぁ負け惜しみという訳でなく冷やかし半分どころか、冷やかし全部ってところで、チャ~ハンに半冷やかし中華をオーダーするのではなくって、チャ~ハンも冷やかし中華もそれぞれ1人前ずつ頼んだ、とまたワケの解らないことを書いてしまう程、案の定さぁ~っぱりとワケの解らん出題ばかりで、開始1時間したところでお約束のトイレに行ったくらいで、正直面白くもなんにもなく、実も蓋も味も素っ気もネコも杓子定規もなぁ~にも楽しいひとときがない2時間ではありまして、股上のごく浅いローライズ・ジーンズを履いておヘソを出した婦女子が1人、すんごくカワイかったなぁというのが唯一の救いでありまして、そんなこんなの試験でしたが、沖縄のKさんは1ヶ月の休酒を貫徹し「自分なリにやることはやった」と書いているということは、ご自分なリにやることはやった訳で、Kさんの自分なリとはどのようななりなのかは、まだまだ付き合いもジーンズの股上と同様に浅いので、どんなもんなのかが解らないけれども、僕は自分なリにやることをやったのか?と自問してみるのだが、最後の1~2日ぐらいは呑むのを我慢して少しは夜にも問題集を進めてみようか、とガラにもなくプランを立ててみたりもしてみたりもしたんだけれども、結局はプラン通りにやっていればこんなにも長い割には反省の色を含まない、言い訳にもならない文言をダラダラと書き続ける理由もなく・・・この辺にしておきます。

初めての宅建なので傾向も何も知らないながらも「ん~、多分建ぺい率・容積率に関しては1~2問は出るんじゃぁないかなぁ」「相続に関しては多分出ないんじゃぁないかなぁ」なぁんて思っていたら、容積率についての出題は1つの設問の中の選択肢の1つしかない。逆に相続に関しては丸々1問出題があった。

僕の児童~生徒~留学生(世間で言う浪人)~学生時代全般を通して、試験勉強でヤマをかけて当たったためしがない。

ヤマは闇雲に放つ矢じゃなくて、勉強していれば自ずと見えて来るものだから、努力しなきゃかけても無駄・・・って解っていながらのこの体たらく。自分のことながらまったく成長しないよなぁ。

これじゃ、成長を待たずに人生閉店だぞ。

4週間後のCFPは真面目にやります。




と、試験ネタはこのくらいで。

4時ぐらいに自宅近くの駅に着き、改札を出て来たところでオフクロとアネキに出くわした。

アネキは日曜日に度に、我が家(彼女にとっての実家)近くの画家の家に絵を習いに来ている。小学生時代からの習い事だからかなりの長さだ。僕も子供時代には通っていたんだけど、絵を描くよりも子供同士で騒いでる方が楽しくなった僕は先生にとって邪悪な存在であったのは確かで、本心としてはリストラしたかったんじゃないのかなぁ?ご近所としての気遣いも有ったんだろうけど「先生、僕辞めたいんですけど」と言うなり、先生は引き止める訳でもなく「あらそう。忘れ物ないようにね!」だけだった。

これって、2年前に会社を辞めると言い出したときの上司のリアクションと、ウリ双子ぢゃぁないの!?

やっぱり僕は成長してなかったのね。薄々そうなんじゃないかとも思っていたんだけど、そうなんだ。なぁ~んだ、そうなんだ。気が付いて良かったぁ。




と、今日書きたいのはそんなことではなく、その画家がご自身の展示会を開くとかで1ヶ月は教室はお休み。昨日はアネキは来ないことになっていた筈。聞くと「ダンナが築地でマッタケを大量に買って来ちゃったもんだから、おすそ分けを持って来た」と。

一瞬、うれしいとか否とかそんな低レベルな感想でなくって「親愛なる将軍様かぁ?」が頭をよぎった。

わざわざ片道1時間もかけて持って来てくれたアネキにはそんな失礼なことが言える訳でもないが、さりとて「なんじゃコリアン!?」なものを口に入れるのも抵抗が有る。

アネキを送り、帰って来たオフクロに確認すると「どこの国か確認不可能」とのこと。マッタケ自体そんなに有り難くはないけど、捨てるのも不本意である。意を決して対処することとした。

早速、焼酎をがぶ飲みし、思考回路を断ち切った。
これで放射能に対する恐怖心も、香りを楽しむ嗅覚も、この世の善悪を判断する能力もすべてアベンドし、素焼きにしたマッタケを目出度く胃袋に納めることが出来たのだ。やれば出来るじゃないか。




いやぁ、マッタケも有り難いのか、有り難くなくなくなくないのか、微妙だなぁ。




僕は元々マッタケを大して高級な食材と思ったことはないけど(ホントに高級なモノに出会ったことがないせいかもしれないけど)1度だけ「土瓶蒸し」に感激したことがある。

店の場所も名前も教えられない。なぜなら憶えていないから。ただ、イッパンピ~ポ~の僕にとっては敷居がどえりゃぁ高く、二度と行けないような店だったことは記憶してる。

「違うんだよ、シカクまめ。初めにな、このオチョコで汁を飲むんだ。そこに添えられてるスダチを搾ってな・・・」と上司に恥をかかされながら味わった土瓶蒸しは、美味かったなぁ。

でもそれ以降、「マッタケご飯」や「マッタケの素焼き」で舌鼓を打ったことは、ない。
「香りマッタケ、味シメジ」って言うけど、上手く揚がった「しめじの天婦羅」ったら味も香りも隅に置けない。もぉ、まん中に置きたい気分ですぞ。




美味いもの、美味いもの、美味いもの・・・




台北でゴチになった北京ダック。超有名店らしく、曜日は憶えていないが予約なしでは食べられないとか言っていたなぁ。

サムイ島のホテルで食べたカレーはうまかった。ココナツジュースで炊かれたライスは好みじゃないけど、カレーは良い。口当たりはまろやかなんだけど、気が付くと頭のてっぺんから汗がツーっと垂れて来た。辛いモン好きの僕としては至極好ましい料理だ。

カリフォルニア半島の南に位置するラパスの中華レストランで出て来たラーメンにはキレそうになったなぁ。インスタントラーメンをレストランで食わせられるとは思わなんだ。味は悪くはなかったけど。

カンクンのケンタで食べたチキンは、なんとなく美味しくない。国毎に味をいじっているんだろうなぁ、とは思ったけれど、今年になって仕組を知った。ケンタのスパイスは3段階で調合するだそうだ。
米国本部で世界共通?の基本スパイスを。
(日本の場合は)日本の本部で2段階目。
その後各地方に配布されてその土地に合った配合。
だからメキシコで食べたケンタは日本人の僕には美味しくなかったのかぁ。




ジョン・レノンが住んでいたN.Y.のダコタアパートの正面にあった、何て店だったか憶えてないけど、名物のカニ料理、6~7人で行ってMサイズ、Lサイズそれぞれ半数程だったかなぁ、頼んだの。

全員が座れるテーブルに使い捨ての紙のクロスが張ってある。”Mサ~イズ”と言いながらオニィさんが「テーブルの上のものをぜ~んぶどけろ」のジェスチャー。

てっきり「Mの大きさのカニの乗った皿を人数分持って来たんだな」と思った途端、持ってたお盆をテーブルに空けちゃって、つまり「激辛スパイスまみれの大きなワタリガニ6匹×3人前だか4人前がクロスが張られたテーブルにそのまんま山積み状態」に遭遇しちゃいまして。そしたら別のオニィさんがまたやって来て”Lサイーズ”で「激辛スパイスまみれの大きなワタリガニ8匹×3人前だか4人前がクロスが張られたテーブルにそのまんま山積み状態」にして、ニヤニヤ笑っております。

なんのことはないサイズって言うのはカニの数で、ボイルして激辛スパイスを大量に振りかけてある、大きな大きなワタリガニが1人前Mで6匹、Lで8匹ってコトなのね。

目の前に「激辛スパイスまみれの大きなワタリガニ平均7匹×6人前だか7人前、全部で42匹か49匹がクロスが張られたテーブルにそのまんま山積み」状態が不意に展開されてしまった訳でありまして、まわりの客もそれを見てニヤニヤしています。僕たちも、予期せぬ出来事にもうニヤつくしか思いつきません。




とても美味でありましたので、僕らは日本人らしく1匹1匹有り難~く丁寧にさばきながら戴いておりましたが、我々の足下にゴミ箱を置いて回ったオニィさん”ソノ食べ方違ッテマ~ス”と手を止めさせ、まず両脇の足を全部もぎ取って捨て~る、OK? 次に身を縦に構えて木槌で叩き、甲を開け~る、OK? そしたら味噌を掬って食べ~る、OK? 狭い所に入り込んでいる身などには係わらず食べずに捨てる。
That's ALL!! Dyu understan?

場が活気づいたのも束の間。徐々にメンバーのカニを手にする速度が落ち、そのうち1人の手が止まり、また1人脱落し、1人がトイレに逃げ込み、2人の放った「気分が悪いので、先に帰ります」の言葉にまったく心配などしていないのが手に取るように解るトーンで「セントラルパークの中は通っちゃダメだよ(棒読み)」の会話があった後、自分を奮起させるのが本当の目的である「早く食べないとなくなっちゃうよ」の声も虚しく、6~7人に対してサービスされた約50匹の激辛スパイスまみれの大きな大きなワタリガニは完食されることなく、日本人の一個小隊は玉砕したのでありました。

やっぱり亜米利加合衆国には勝てないのか?