米作り奮闘記 高齢舎(田中ファーム)

還暦を迎え、ラストチャレンジは米作りです。孤軍奮闘、手探りの米作りは、どうなるでしょうか。

坪枯れ ウンカ被害

2014年10月11日 | 稲作
収穫時を迎えた姶良市の田んぼは、あちこちでウンカの被害が見られます。

約半年の間、手塩にかけて育てて来た稲が無惨な姿をさらしています。

「どうせ食べきれない米だから」と、七反田さんはあきらめ顔です。

豊留の田んぼをコンバインで刈ったので、坪枯れの断面を観察出来ました。

ウンカに養分をとられた稲は白っぽく、健康な稲よりも萎縮して沈み込んでいます。

根元付近には、ウンカの排泄物が黒い煤のように付着していました。

高齢化 住吉の稲刈り

2014年10月10日 | 稲作
祖父母を含め、全員が80歳超えの稲刈りです。

住吉の7畆の田んぼは、稲の半分以上が倒れています。

バインダーの出番は少なく、鎌で刈って藁で結わく作業に半日以上を費やしました。

手慣れた事とは言え、膝腰への負担はかなりのものです。

休憩後に痛みをこらえながら立ち上がる仕草が、スローモーションになっていました。

台風襲来に備えて、一本杭のウマにも支柱を添えて補強しました。

整然と一直線に仕上がった掛け干しの様子は、職人技の美しさが有ります。

引き継いで、後世に残したい手法の一つです。

狭い田んぼなのに、稲刈りは日没寸前までかかりました。

栫さん稲刈り中 住吉の田んぼ

2014年10月10日 | 稲作
栫さんの稲刈りは、今日で3日目になりました。

今回は、奥さんが強力な助っ人として大車輪の働きぶりです。

友人を引き連れ、先頭に立ってかけ干しをしています。

農業の大先輩、池上のおばちゃんにも「よく、頑張ってるね」と、お誉めの言葉を頂戴しました。

作業は好天に恵まれて順調、明日もお天気が良ければ予定通り稲刈りを終えられそうです。


収穫 豊留の田んぼ

2014年10月10日 | 稲作
18:20、日が落ちて豊留の田んぼはすっかり暗くなりました。

相良さんの操作するコンバインが最後の4条を刈り終えて、今年の米作りが完結しました。

予定では11日に収穫するはずでしたが、相良さんらしいパフォーマンスで前倒しになりました。

住吉の田んぼで稲刈りをしていたら、突然、相良さんから「今、コンバインを田んぼに入れたよ」と連絡が入りました。

16:20、急いで豊留に行くと、70m程の刈り取りが済んでいました。

コンバインが旋回するコーナーの手刈りは、明日やるはずだったので手付かずでした。

鎌を手に畦道を走って先回りし、コンバインが旋回出来るように稲を刈りました。

今朝8:00から一日中田んぼ作業、全部のコーナーを手刈りしたら腰が砕けそうなくらいに疲れました。







慌ただしく稲刈り

2014年10月09日 | 稲作
スーパー台風が接近中、住吉では慌ただしく稲刈りをする様子が見られました。

予報では、直撃の可能性があり13日に暴風雨圏内に入るそうです。

掛け干しで籾の乾燥をする農家は、台風の前か後か迷うところです。

強風が吹き荒れたら、掛け干しの棚は風にあおられてひとたまりも有りません。

刈らなくても、稲が倒れてしまい稲刈りに手間取ってしまいます。

栫さんは昨日から稲刈りを始め、4日間かけて5haの田んぼを刈り終えるつもりです。


台風19号 北上中

2014年10月09日 | 稲作
台風18号が通り過ぎたばかりなのに、追いかけるように台風19号(ヴォンフォン)が接近中です。

どんな進路になるか、しばらく目が離せません。

晴天が続くようなら、19号がくる前に稲刈りしたいと思います。

遠く北米ではサイクロンが発生、北半球は嵐の週末になるようです。


皆既月食

2014年10月09日 | 風景
数日来の上天気、秋の夜空の天体ショー『皆既月食』がきれいに観られました。

少しずつ地球の陰に隠れて行く様は、宇宙の神秘を身近に感じられました。

3年ぶりだそうですが、当時のことは記憶に残っていません。

次に見られるのは、2015年4月4日。

ラーメン専門 ほんき

2014年10月08日 | グルメ
重冨港に近いラーメン屋さん、『ラーメン専門ほんき』で食事をしました。

鹿児島のラーメンらしく無い、あっさりスープとトッピングのチャーシューが意外に食欲をそそります。

麺の太さは違うけど、東京の六本木で食した支那(シナ) そばの食味によく似ていました。

此処には、他店には無い目面しいものが2つ有ります。

店内に100Kgの荷物を運べる大型のリフトが備えられています。

米俵が置かれ、新米の直販をしていました。

ショコラ

2014年10月08日 | ペット
豊留の田んぼで、時たま出逢うゴールデンレドリバーがいます。

米作りを始めた頃はパピーで、出逢うといつも遊んでくれます。

ショコラは2歳になったそうですが、体重は30Kgになり抱き抱えられないオデブさんになりました。

大好きなはずの散歩も、億劫そうにするのだそうです。

畦草刈り 豊留の田んぼ

2014年10月08日 | 稲作
11日に稲刈りが決まったので、畦草を刈りました。

ウンカの坪枯れが痛々しい田んぼですが、実入りは充分で昨年並みの収量が有りそうです。

昨年、ここで穫れた米は野村商事に引き取って貰ったのですが、今年の買い取り価格は安くなりそうです。

それでも、農薬代やJAの育苗センターから購入した苗代などの経費は十分出るのですが、少しガッカリしました。

重冨の竹下商店が買い取りのチラシを出していたので、問い合わせしてみようと思います。

みつひかりも倒伏 5日

2014年10月05日 | 稲作
台風18号は、夕方頃に鹿児島県に最接近する予報が出ています。

早朝、田んぼの見回りをしました。

倒伏に強いはずの『みつひかり』ですが、一部分が倒れていました。

おそらく、土用干しのタイミングが悪かったようです。

住吉の別の田んぼは、かなり倒伏が目立ちます。

台風襲来で更に倒伏が進んだら、刈り穫りが困難になるかもしれません。

ウンカにやられた豊留の田んぼは、防除の効果か進行が止まったように見えます。

近日中に稲刈りをしたいと思います。

用水路の掃除  住吉池

2014年10月04日 | 稲作
米作りに絶対欠かせないのが水です。

現代は殆どの田んぼに用水路が整備され、日照りでも起こらない限り潅漑用水を確保できます。

住吉池は、130ヘクタールの田畑を潅漑する用水池として江戸時代から利用されてきました。

噴火口跡なので流入する川が無く、薩摩藩のお声掛かりで池よりも標高が高い寺師川と黒葛野川から取水、池まで用水路を作りました。

総延長は2,800mになりますが、殆どが手作業で掘ったトンネル部分です。

毎年10月1日に、地域の代表者らで一斉清掃を行います。

今回は総勢15名、手始めは寺師川の取水堰の清掃です。

続いて、トンネル内部の汚泥を除去する作業を行いました。

一人ずつレーキを手に、ヘルメットに装着したライトの灯りを頼りにトンネルの中に入ります。

手掘りのトンネル内は、岩がゴツゴツとして大人が行き来するのがやっとの幅です。

昔の人たちの身長なら合ったのでしょうか、高さも無いので頭を下げ腰を折り曲げて奥へ進みます。

水面下に溜まった汚泥はレーキで掻い出し、トンネルの所々に作られた排水堰へ水の勢いを利用して流します。

温度は涼しく汗ばむ程度ですが、窮屈な姿勢で瓦礫も混じった汚泥をガリガリ掻い出すのは大変です。

腰への負担は強烈で、一段落して排水堰に辿り着き、地上に出て背伸びをするとホッと安堵する瞬間でした。

午前中に3ヶ所のトンネル清掃を済ませ、午後からは4ヶ所目に取り掛かりました。

ここは、水路より数十センチ高い住吉池に水を流し入れるため、ユニークな逆勾配のトンネルになっています。

排水堰を閉めて水量を増やしてから一気に開け、流れ出る水の勢いで堆積していた大量の汚泥を描き出ました。

トンネルを終えると、草払い機で荒れ地の草刈り。

最後に、黒葛野川の取水堰と水路を清掃しました。

かなりの年配者も作業に加わっていましたが、こうした陰のご苦労が地域の米作りに役立っています。




台風18号北上中

2014年10月02日 | 稲作
台風18号(ファンフォン)が、発達しながら接近中です。

鹿児島県への影響が有るような予報が出ました。

雀にやられ、ウンカにやられ、今度は台風襲来、踏んだり蹴ったりの米作りです。

こんな年も有ると、諦めるしかなさそうです。