うちの奥さんが図書館から借りた本。『古くて新しい仕事』(島田潤一郎さん 新潮社)という本を読んで、これはすごくいい本! というふうに絶賛していました。
私はひねくれ者なので、彼女がいいとオススメしてくれても、スンナリ受け入れないところがあって、本もうちにあるのに、読もうともしないで、彼女の言葉は宙に浮いたままでした。
なのに、彦根の古本屋さんのツイッターを見ていて、店主の女の人がいそいそ通販に対応されてる日々を聞かせてもらって、何かできないかなと思ってたら、そうだ、うちの奥さんが言ってた島田さんがひとりで立ちあげた出版ブランドの夏葉社と岬書店、ここの本を通販で申し込んでみようと思ったのでした。
それで、まず、うちの奥さんがオススメしていた島田潤一郎さんの本を申し込んでみようと、トリにうんこを引っかけられながらも、懸命にコンビニ決済もして、やっと手に入れた本でした。
少しだけ読んでみました。雑誌か何かで、滅びつつある書店を全国に探して、そこで必ず一冊買い、そこで何かエピソードも見つける、そういう連載記事か何かをされていた。それらの記事を1冊の本にまとめたみたいで、今もあちらこちら旅しておられるんでしょう。そういう内容みたいです。まだ、少ししか読んでません。2020年6月発行の新しい本なんです。
本の中で、三重県の本屋さんとして「めがね書房」というのも取り上げられていて、そこに私たち夫婦は二回ほど行ってますけど、そういう若い人たちのささやかネットワークができつつあるんだなというのを感じます。
私なんかよりも一回り二回りも若くて、みんなささやかだけど、自分の夢を実現しようとして、奮闘しているみたいです。ここに行けば、わざわざ通販で頼まなくても買えたんですけど、まあ、彦根の古本屋さんのツイッターのフォロワーとしては、たまには役に立たなきゃな、ということでこちらに浮気しました(というか、こちらが本命? いや、そんな変なたとえじゃなくて、とにかく彦根の半月舎さんを応援しようと思ったんです)。
ああ、そんな六月、もうすぐ終わりです。七月は、相変らずマスクして過ごすんだろうか。厳しいです。体力もつかな。体力はないのに、お腹だけはふくれて、プンプクプンです。みっともないったら、ありゃしない。
さて、今日も本を読んで寝ます。中国の長江の大きなダム、決壊寸前ということですけど、何も報道されてないですね。被害が出てから報道するのか、テレビのニュースって、どうしてこんなに骨なしになったんだろう。だから、ニュースなんかどうでもいいから、音楽聞いてよう、ということになっちゃうんだよな。最近は本当にひどいです。
日本の経済がうまくいったら、世界は破滅してもいいくらいの勢いじゃないですか。そうじゃないでしよ。世界の中の小さなニホンでしょ。もっと世界を見ないとね。