甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

神戸へと 港、古本、電車など!

2014年03月18日 22時11分29秒 | 古本探しの旅
 鉄人28号は大好きでした。鉄腕アトムよりも、走れエイトマンよりも、忍者部隊月光よりも、好きだったと思います。昔、家にあったタンスには、鉄人のシールがいっぱい貼ってありました。そのタンスは解体されて、廃棄されてしまったので、もう二度とあのシールたちには会えないですが、心のどこかにはあのシーンが残っているような気がするので、とにかく好きだったという記憶は永遠です。たぶん死ぬまで、鉄人が好きだったと、記憶していようと思います。




 だから、阪神淡路大震災で大きな被害を受けた長田区の街中に、巨大な鉄人が作られたという時には、その完成披露の前に行き、今回二度目の訪問で、しみじみと鉄人に向き合ってきました。

 正太郎くんが大事なリモコンで、鉄人を操作して、悪の組織を打ち破っていくドラマで、小さかったので、その敵の組織がどんなふうになっているのかとか、どんなに変わった組織を打ち破ったのかとか、あまり憶えておらず、ただ鉄人がガオーと叫び声を上げて、敵のロボットたちを倒していくのを喜んで見ていたのだと思います。

 1回だけ、地下のロボット秘密基地を粉砕したときに、相手の組織のトップがロボットで、しかも何やらあわれな感じのリーダーではあったものの、とにかく悪の組織だからやっつけたという回が、たぶんあったと思うのです。それ以来、半世紀近く見たいと思いつつ、見ることができていません。いつかお金持ちになったら、DVDを大人買いでもしたいですけど、その日はくるのでしょうか。

 2014年の鉄人は、少し疲れた様子も見えましたが、相変わらずのポーカーフェースで、というか鉄人そのものは無表情のはずなんですが、「やあ、みんなボクと一緒に写真でも撮るかい」とでも言っているのか、「何だか、となりのビルが大きすぎるんだけど、飛んでいくわけにはいかないから、こうして長田区のみなさんを見守っているよ」とか、言ってるような、無言のメッセージを発してくれていました。



 その後は、私の南北朝時代のヒーロー・楠木正成さんがまつられている湊川神社に行きました。ここも2回目のお参りでしたが、初めてお参りしたのは、これまた何十年も前なんでしょうね。二十年ぶりくらいでしょうか。お墓にお参りし、久しぶりにやってきましたと挨拶をして、オッサンなので平櫛田仲さんが作成した水戸黄門さんの像にも感心して、横山大観さんが描いた正成さんの絵を写真に撮り、お宮参りのご家族がたくさんなので、あまり邪魔しないように早々に退散しました。



 そして、今回、神戸をめざしたのは、船の写真を撮るためだったのですが、残念なことに、明日の19日なら、イギリスからクイーン・エリザベス2世号が来るそうですが、私が訪ねたのは、16日だったので、豪華客船はおらず、港内めぐりの観光船だけでした。



 元町にもどり、古本屋さんに行きました。買った本がすごい!
1・井上靖「歴史の光と影」(1983 講談社文庫)エッセイ集、平泉への紀行で買いました。
2・白洲次郎「プリンシプルのない日本」(2006 新潮文庫)唯一の直言集だそうです。
3・北上次郎「海を渡った日本人」(1993 福武文庫)知らない人ばかりの伝記です。
4・「山家鳥虫歌」(1984 岩波文庫)江戸時代の民衆の歌を集めた本だそうです。
5・川添 裕「江戸の見世物」(2000 岩波新書)近世文学はライフワークなんです!


合計千円で、何だかしあわせな気分で元町駅のプラットホームに立っていると、貨物列車が現れ、これまたウキウキして写真を撮りました。



それで四時間半かけて草津線回りで帰ってきました。


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