甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

お月さまは愛のシンボル!

2019年11月13日 04時36分13秒 | 空を見上げて

 例によって4時過ぎに起きてみました。22時ころには寝たので、6時間睡眠で計算は合います。寝足りているはずです。でも、それでは家族に迷惑だし、とんでもないジジイです。

 そして、窓の向こうが明るいから、パッと窓を開いてみると、お月さんが西の空の上に浮かんでいました。ずっとお月さまは、私たちの生活を見ておられたんですね。ビックリしたのと同時に、お月さんは偉いなあと感心もしました。

 そんなの、当たり前かもしれないけど、感謝せずにはいられませんでした。

 平安時代の貴族たちが、夜、彼女の部屋を訪ね、明け方帰っていく話を、高校の時に聞かせてもらったはずなんですけど、貴族のみなさんが、愛の絶頂の時も、愛が衰えた時も月を見上げてあれこれ思ったというのも、納得してしまいました。彼らが一番大切にした時間のシンボルはお月さまだったのです。

 彼女の家を出る時に、「ああ、今夜は楽しかった」と思うのか、「今日は、何だかつまらなかった。あの子は突っかかりすぎで、彼女と一緒にいても、何だか落ち着かない。相性が悪いのかもしれない。話も合わない。」と思うのか。

 愛が終わった後、「ああ、昔、お月さまを見上げて、どんなにうれしい時間があったことか。それなのに今は、時間に縛られ、好きな女の子と恋愛も許されないし、かごのトリになった気分だ。お月さまは自由でいいな。」とか、勝手な思い入れで見上げたりしたんだろうか。



 お月さまは、貴族のみなさんが大切にした愛の時間をずっと見守っておられた。別に励ましたり、何かことばを掛けたわけではないけれど、空の上を移動しながら、

 時間は過ぎていくんですよ、どれだけの大切なひとときを過ごせましたか。会えない時の方が長いんですけど、あなたは彼女に対する思いをどれだけ持てていますか。

 と問われている気分だったでしょう。

 お月さまは、そのお姿だけで、自分の過去と現在・未来を照らし出してくれます。そして、自分はどれだけのことをしてきたのか、何をめざして生きていくのか、指し示してくださっている気がするのでした。

 私は、お月さんとどう向き合っていましたっけ。



 昨日の朝、例によってナゴヤナンバーのシルバーのクルマを見つけました。おじいさんマークは付いてないけど、走ってる雰囲気からも、どう見てもおじいさんでした。

 クルマはピカピカでも、運転している姿は見えなくても、その動きだけでおじいさんというのが分かってしまうなんて、何だか面白いけれど、実際にそうなんだから不思議です。

 ラジオでは、気象予報士のいとうみゆきさんが、「今日は日没と同時に満月が東の空から出てきます。」と教えてくれて、できたら、お月さんが出る頃に家に帰りたいと思ったものでした。

 その時はじっと我慢して、おじいさんがゴルフ場に入っていくのを見届けて、「あんなにゆっくり走って名古屋からこんなところまで来たのか、そうすると家を出たのはいつごろなんだろう。5時とか、4時とかそういう時間帯なのかもしれないな」と思ったのです。

 そうです。私もジイサンだから、今も4時起きです。ああ。

 そして、昨日、月の出る時間には間に合わなかったけれど、ずっと東の空に浮かぶお月さまをめざして家に帰りました。それを見て改めて、「私のおうちは、仕事場から東にあるのか」と実感しました。曲がったり、右折を繰り返すのですが、たいていお月さまは見守ってくれていました。ああ、ありがたいことです。

 ジジイに愛のシンボルなんか要らない。でも、生きていく時に、見守ってくださるお月さまは優しい。私みたいなものでも、お月さまと一緒に過ごしていけると思うと、少しだけ元気が出ます。そういえば、少し動き回ってたせいで、右足が肉離れ気味です。おじいさんですね。弱いですね。困ったなあ。運動しなくちゃ!

 お月さまとともにある幸せを感じています。


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