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甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

水路閣とルノアール+美杉通信

2016年03月22日 21時55分56秒 | 京都のまちかど
 どういうわけか、たまたま気に入ったみたいで、何度も京都の岡崎公園を訪れています。というわりに、図書館には行かなかったり、動物園にも行ってみようとせず、ただあるなあと見ているだけです。せっかくなんだから、図書館も、古書店も、細見美術館も、動物園も、行けばいいのに、たまたま行っていません。

 たとえば、二条城だって、まったく前を通ったことだってないでしょう。テレビなんかで見ると、何だかよさそうなんだけど、ここにも行ったことがありません。梅小路の蒸気機関車展示施設だって、行ったことがありません。なかなかいいめぐりあわせになりません。

 もっとたくさん行ってないところ、あるのだと思います。そうかと思うと、何度も行っているところだってあるし、何だか私と奥さんは、美術系のところに行くようですね。たまたま1人になったら、やみくもに変な所をめざして歩きますが、フツーは、岡崎の美術館か、七条の国立博物館かに決まっているみたい。ここを奮起して河井寛次郎記念館見に行こうとか、したらいいんですけど、たぶん、しないのです。

 何しろめったなことでは京都に行かないし、奥さんと行ったら、うまくいく時もあるんだけど、体調が悪くなると、もうダメダメになってしまいます。

 この日は、私がふくらはぎを痛めてしまって、歩きにくくなって、奥さんが湿布を求めてあちらこちら探してくれたんです。でも、見つからなくて、岡崎公園前のセブンイレブンのベンチで1人待っているときの心細さ、あれはもう、久しぶりの頼りなさで、どうしてこんなことになったんだろう。こんなにたくさんの観光客・外国の人たち、家族連れ・カップル、みんな楽しそうなのに、どうして自分は場違いな、雨に濡れた野良犬のような顔をしているんだろうと思ったものでした。

 だから、せっかくの休日の京都なのに、気分はサッパリでした。



 何年か前の夏、岡崎公園から琵琶湖疎水をさかのぼり、南禅寺まで出て、石川五右衛門の山門に上り、ヘロヘロになり、水路閣と夏の写真を撮ろうとした時なんて、この時はもちろん1人でしたが、暑いけど、元気だったんですけどね。



 外国のお客さんたちも、ゆったり歩いていました。ある程度暑いと、人はゆったりできるのかもしれない。少し寒いくらいだけど、ほんわかあったかいと何だか無理してシャカシャカしてしまいます。この前の京都はそんな感じでした。



 これも狙った写真だけど、撮られた人には迷惑ですね。申し訳ない。



 いつものように水路を歩いて、疎水のトンネルのところまで出て、春ならサクラ、秋は紅葉、夏は草むらという感じかな。



 そんな夏がありましたが、この前の春は沈没して、京都市美術館でルノアールを見ましたが、落ち着かなかった。でも、少しだけルノアールさんの作品が好きになってきました。ジンワリと好きな感じです。パッと見て、ひとめぼれというんじゃなくて、ジンワリと好きになる感じです。そして、それぞれの作品とお話ができる感じです。いいところまで来ていますよ。

 フェルメールの青いターバンの女の子は、初対面はすごくおしゃべりだったのに、二回目に会いに行ったら囲われ者で、とても私のような下々の者とは話もしてくれない感じになってしまってましたが、ルノアールさんのは、どの作品も、ことばではないけれど、クスクスクスとか、ふふふーんとか、何かメッセージを送ってくれるようになっています。ようやくなじんできた感じです。



 次にどこかで会った時には、どの作品だって、何か話してくれるに違いありません。それくらい仲良しにはなりました。あと少しです。ひとめぼれではないけれど、じんわりと距離を縮めてきたところです。次が楽しみじゃないですか?



 念願達成です。大洞山と名松線、とうとう撮りました。うれしかった。



 三連休のあたたかさで、とうとう美杉の淡墨桜は八分咲きになりました。あさっては雨かもしれないけれど、まだまだ大丈夫。早く宣長さんの「菅笠日記」を読み進めなくちゃ! 吉野の桜まではあと1か月はありますけど、普通の桜はそろそろ開花しています。今日は如月の十四日、明日は満月で西行さんが亡くなった季節に近づいています。

 そうかぁ、「山家集」も読まなくちゃいかんのです。忙しいなあ。





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