いつもとびらの向こうばかり見ています。
隣の芝生なんかは見ません。自分のところに芝生でもあれば、そこで自宅キャンプでもしたいけれど、残念ながらうちの庭にはテントを張るところなんてありません。横になるスペースは確保できるだろうけど、屋根はなかった。
芝生なんかいらない！
ドクダミがあったり、ルドベキアがあちらこちらから出てきたり、野放図な木々たちが好き放題腕を伸ばして、ジャングルになったとしても、それはＯＫ！ でも、あまりに伸びすぎた枝があると、他の木々や草花によくないから、てっぺんだけは伐るようにしていますけど、あまりちゃんと管理できるとは言えないな。
場当たり主義なんです。思いついたら、ほんの少し集中するだけ。だから、水分不足で頭が痛くなったり、めまいがしたり、オシッコするのも忘れてお腹が痛くなったり、バランスが悪く生活している。
今日、久しぶりに晴れるとわかっていたのに、どこにも行かないで、メダカの子どもたちをどうしたら大人たちの仲間入りができるかを観察したり、日差しにクタクタになったり、そんなことをして午前中を過ごしました。
午後は、あまりに暑いのと、めまいがするのとで家でションボリしていました。
こんな毎日では、休みは要らないです。でも、お仕事ばかりしていると、すぐにヘトヘトになってしまうし、これもバランスが取れていない。
要は、自分のペースでお仕事して、ボチボチやれたらいいのかな。
でも、家で仕事はできないですね。昼間からエアコンをビンビンにしても、眠くなるか、頭が痛くなるか、ろくなことがありません。
とびらの向こうに行こう。
向こうには、何かいいことがあるかもしれないし、あまり期待もできないのかもしれない。
でも、とりあえず、歩いていけそう、そんな気がします。
実際にどれくらい歩けるのか、それは未知数だし、目的がないと歩けないけど、とにかくここではないどこかに行く。
ここではないどこかに行くのはいい。けれども、今はここにいるのだから、何をするの？
ハイ、日も沈んだから、少しだけ動き出します。まるでゴキブリみたいだけど、この太陽に立ち向かって体力を消耗するのはあまり賢いとは思えない。
ほどほどに太陽に向かい、このしんどい夏を乗り越えていきます。まだ夏のとっかかりです。あと三か月は夏でしょう。昔のカレンダーを無視する猛威ですけど、現在の地球はそうなっています。長い夏と割とすぐにやって来るそれなりに厳しい冬。春と秋はほんの少しだけ。せっかくしのぎやすい季節が来ても、人間には植物の花粉アレルギーをもたらす。
人間たちには、安息の時なんてもう用意されてないのかも。いや、そもそも安息なんて無意味なのかもしれないな。
