あともう少ししたら、お相撲を見るでしょう。たぶん、栃ノ心さんは13勝2敗で大関にはなれると思います。それはよかった。でも、優勝は昨日の感じだと鶴竜かな。まあ、それもいいでしょう。
阪神も珍しく甲子園で巨人に3連勝しそうな感じです。それはいいけれど、何だかそんなことでは元気が出なくなりました。ちょっとしたことがありましたから……。
つい先ほど、実家から帰ってきたところでした。お酒を飲み、ごはんもいっぱい食べて、もう普段より2キロくらいオーバーで、体は重いです。たくさん寝たはずなのに、睡眠の質が悪いせいか、1日の夕方になると、カクンと元気がなくなります。今もそうみたい。
実家からの帰りに、奈良の町を散歩とかしてきたのです。それもよかったんです。私なりに充実していました。
余裕があったので、近鉄が経営する大和文華館というところにも行きました。
ここはいろんな美術品などが集められているところで、今日は水墨画の雪村という人の作品がメインで、いくつかの水墨画コレクションが並べられていました。
みんなそれなりにいい作品で、取り上げられている作品は異様な緊張感のある作品でした。
足元にも龍、雲の上にも龍で、それらの流れの中で孫悟空か、超能力者か、おもしろいお坊さんなのか、このお方が雲を呼び、龍も呼んでいる。
ああ、おもしろい。ああ、立派だ。
と感心して、展示室を出て、ミュージアムショップというところで、あれこれ見てみることにしました。
大和文華館というのは、確か高校の同級生が学芸員か何かをしているし、何かの専門で、前にNHKの「日曜美術館」にも出ていたよなあ。あの子はその辺をブラブラしてないのかなと見てみたら、彼が近世の絵画を研究した本が売られていました。
ある。ある。相変わらず、頑張っている。
そう思って、分厚い本をパラパラめくってみました。それこそ研究書で、それなのにミュージアムショップで売られていて、あまり見るところがないなあ、と最後のページまで来ました。
著者の経歴が載っています。それで、その最後のところで、二年前に逝去と書いてありました。
ただの文字だけど、ものすごくあれこれ語る文字でした。
結婚はされてたんだろうか。お子さんはいたんだろうか。どこに住んでいたんだろう。どうして亡くなってしまったんだろう。
そんなに親しい仲ではないし、クラスが隣で、体育の授業が一緒だったり、卓球部でコツコツ頑張っている姿しか思い出せないけど、その彼が近世の絵画などを専門にして、それにふさわしい職場で、着実にその歩みをつづけていたはずなのに、突然ポキッと折れて、もうこの世におられないなんて、とにかくビックリしたのです。
その本を買おうかとも思いましたが、たぶん読まないし、また来る時があれば、その時に買おうかと、とにかくショックから抜けられず、あわてて展示館を出ました。
そして、適当に写真などを撮りつつ、駅までもどり、そこからは淡々と家に帰り、久しぶりに家族に再会したものの、何だか日曜の午後ということで、元気も出なくて、仕方なしにパソコンを開き、申し開きのようなことを書き、ションポリしています。
五時になったら、お相撲を見ましょう。栃ノ心は頑張るでしょう。私は、今夜もお酒を飲むのかな。そうです、奥さんに話をして、シンミリとお酒を飲むことにします。
気が向けば、夜にもう一度書けるかな。どうでしょう。
1 子どもたち日曜午後のボール投げ
2 夕飯の煮物の匂い風涼し
3 五月場所もうすぐ終わるハト鳴き交わし