甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

Sound Of Music   1965 20th FOX

2014年03月24日 21時40分23秒 | だいたい映画、ときどきテレビ

 リチャード・ロジャースとオスカー・ハーマンスタイン2世のコンビによるミュージカル。いっぱいあると思うのですが、今度調べたいと思うのですが、とにかくミュージカル映画なら、なるべく見るようにしています。

 でも、何となくモノクロ映画は避けてしまうし、フレッド・アステアならステップとかは上手だなと感心するのに、ストーリーとか、作品そのものがあまり感心できなくて、映画としておもしろくない気がします。だから、録画はいくつかしたのですが、ほとんど見ていません。いつか見ようと思いつつ、たぶんずっと見ないと思います。モノクロ映画に色を付けてくれたら、華やかさが増して楽しいかもしれません。まあ、とにかく私はジーン・ケリーさんが好きなんです。彼が出ているミュージカルは、もう理屈抜きで楽しいです。

 「サウンド・オブ・ミュージック」は、ジュリー・アンドリュースです。彼女が一番輝いていたときの作品なのだと思います。名曲がいっぱいありました。
 
1.テーマ曲 トロイメライマリア(J・アンドリュース)がアルプスの山の上で、修道院を抜け出して、大自然を前にして歌いました。自然にはいろんな音や歌があふれていて、それを私は感じるみたいな歌だったでしょうか。まず冒頭で流れ、2回目は家庭教師のマリアが、男爵夫人が家に訪れたときに、子どもたちに歌わせたのが2回目でした。自然の中に音楽を感じるマリアが、音楽を通して子どもたちと通じ合い、その曲で男爵夫人(子どもたちの父親の再婚相手になる人)を歓迎する歌にしました。けれども、男爵夫人はそんな素朴な世界には住んでいないので、歌声には感動するふりをしたけれど、そこから発展できなかったのです。

2.You are sixteen,going on seventeen は、郵便配達夫(やがてナチス信奉者に変わる)が、トラップファミリーの長女・リーズルとお屋敷のお庭でデートする時の曲でした。夕方の庭の東屋で雨を避けるようにして2人は、そこでお互いを意識します。そして、彼からキスされて、リーズルさんは大喜びして雷鳴のとどろく庭からおうちに逃げ帰るのでした。けれども、ナチス推進の若い人と、古いオーストリア的な価値観のトラップ大佐の娘さんは、相容れない世界に住んでいるのであり、やがて男から冷たい仕打ちを受けてリーズルさんは失恋する。それを新婚旅行から帰ったお母さんになったマリアさんが、ふたたびこの歌でリーズルを説得します。よくできた構成です。恋の始まりと終わりを1つの歌でまとめあげるなんて、ミュージカルの職人芸みたいなものです。



3.私のお気に入り これはネットで取ってきました。
「Raindrops on roses and whiskers on kittens(バラに滴る雨滴 子猫のひげ)
 Bright copper kettles and warm woolen mittens(ピカピカの銅のやかん あったかいウールのミトン)
 Brown paper packages tied up with strings(ひもで結わえた茶色の小包)
 These are a few of my favorite things(これらは私のお気に入り)」
リーズルが庭で遊んでいる夜、雷鳴がとどろいて、子どもたちは「先生、こわいよ」と言って集まってきました。マリア先生は、「そういう時は、楽しいことを考えるのよ」とこの歌を歌います。2回目は、どこで使われていたでしょう。思い出せません。でも、これは大切な歌だから、JR東海が「そうだ京都行こう」のキャンペーンで使いました。おかげさまで、小さい子でも、この曲を聴けば、新幹線と京都の町をイメージできるでしよう。実際は、簡単に京都のすごいところは簡単に見つけられないかもしれませんが、でも、何度も何度も京都を訪ねるうちに見つけられるでしょう。これが真実をみつけるための秘訣でしょう。簡単には見つけられないけれど、つまらないことを追い求めているウチに、雨のしずくから、子猫のひげから、オヤジの頭の先から、女の子のかわいい靴から、どんどん深みにはまるものなんでしょう。不思議な歌です。

4.レイヨーレイヨーレヒヒ 正しい曲名は何というのか。とにかく、男爵夫人がおうちに来て、それを人形劇で歓迎する時に歌われた曲です。映画ではみごとに人形劇が行われますが、実際にはあんなに上手に8人で人形劇をやるのは無理ではないかなと思います。編集し、時間をぶった切ったものをつなげられるから映画にはなるけれど、実演は大変でしょうと思います。だからこそ、私はこの場面は好きなんです。ここだけ編集して何度も見返したことがあります。それくらい好きな場面・曲です。

5.エーデルワイス これは中学の音楽の授業で習いました。学校でやらされると、気持ちは乗らないのです。でも、ここに愛国心やプライドや、家族への愛を込めると、いっぺんに感動する曲になります。男爵夫人を迎えた時に兄弟姉妹7人が歌った後、お父さんも歌ってとリーズルが促すと、男爵夫人にいいとこ見せようと、ギターを抱えてトラップ大佐は歌います。私は、お父さんが娘に目で、さあ一緒にコーラスしようと誘って、2人で歌い出すと、「そうだ、こんな歌でつながる家族っていいね」と感激してしまいます。2回目は、クライマックスの音楽祭で、またもオーストリアの皆さんに向かってトラップ大佐が歌い、つい胸がつまって歌えなくなると、マリアが家族みんなを促して、みんなで歌うのです。ここでは逃げ出さなきゃいけない緊張感の前の、少しホッとさせる場面で、緩急を上手に使っているところです。

6.ドレミの歌 大佐が男爵夫人のところ(ウィーンの社交界)に行っている間に、マリアが7人をザルツブルグの町中に連れ出して、歌の初歩から始めていく時の歌でした。2回目は、これも音楽祭のところで兄弟が緊張気味に歌っていました。

7.おやすみの歌 男爵夫人が来てから、自宅でパーティーを行おうということになります。その最後に、7人がお客さんたちにおやすみの歌を歌い、最後にお客さんたちも声を合わせて「おやすみ」と手を振る微笑ましい場面。普通なら、何をウソっぽいというか、こんな子供だましの演出なんかしやがって! と毒づくところなのです。でも優雅に、招待してくれたおうちのお子さんたちの出し物を楽しんで見てあげる優雅さ、これがうらやましい! 日本人にはできない場面でした。

8.すべての山に登れ 大佐への恋心を感じたマリアは、これはいけないことだと修道院に逃げ帰ります。そこで悩み続けたものの、答えは出ない。修道院のえらい先生が、とにかくやってみなくちゃわからないじゃないのと、この歌を歌ってくれます。それで勇気づけられたマリアは再びトラップ家に戻り、大佐の愛を勝ち取ります。2回目は、ナチスの手を逃れた一家が、アルプスの峠を越える最後の場面、それこそすべての山に登って自由の地・アメリカをめざすのでした。

9.マリアの歌 修道女たちはマリアはとらえどころがなくて、こまったわね。とても宗教の世界においておけないわと話していて、1度、家庭教師としての試練を与えようという、最初の方で歌われる歌。それが見事、大佐と結ばれて結婚というところで、バージンロードを歩くときに2回目が流れます。

以上、9曲くらいが、場面を考えて流され、使われしていたのだなと今さらながら思いました。

今度、CD買いたいと思います。今ごろかよ! という感じですけど、今ごろです!



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