甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

伊賀焼 窯出し市への旅 

2014年05月03日 22時02分22秒 | 三重・熊野さんぽ
 伊賀市の丸柱という山間の町に伊賀焼の窯元がたくさん集まっています。そこの窯出し市というイベントの中日の今日、奥さんと出かけてきました。家の中はどっちらけになっているのだから、器にこだわるよりも先ず、家の中の掃除が先だろ! という気もしないではありません。



 でも、そうした自分の選んだ器があると、自分らしい落ち着いた暮らしができてくるのだ、と思えたら、それにふさわしい生活空間にしなきゃいけなくなって、掃除もして、片付けもするようになるのかなと、ここ数年ばかり、茶碗やコップ、湯飲み、大皿・小皿・マグカップに、メダカの鉢と、ふところと相談しながら、これだというものを買い集めています。



 今日は、特にめざしているものはなかったのです。でも、普段使っているワイン用のコップをあと1つ増やそうかなと、変にワインを飲むときだけにこだわって、ワイン用のこぶりなコップを探しに行きました。



 道はそれほど混んでいないのかなという感じでした。でも、名阪国道の壬生野(みぶの)ICを降りたとたんにクルマは走らなくなって、1時間少々のつもりが、2時間近くかかったかもしれません。駐車場もいっぱいでした。もう混雑を予想して、11時くらいにクルマの中でオニギリ2つを食べていたので、着いてからすぐ掘り出し物さがしに入れて、あれこれ見て回りました。

↑これはウラシマソウというそうです。


 先ず、長谷園の敷地を裏手から入っていくので、メダカ鉢が一万三千円が目に入ります。うちはメダカを飼っていても、ヤゴが勝手に発生して食べ尽くされたり、生きているメダカたちを避難させると、ホテイアオイの根が伸びすぎて、メダカちゃんたちは窒息して、消滅してしまうなど、あまり上手に育成できていません。ですから、立派な鉢を買ってもダメかもしれないので、とりあえず昔二千円で買った信楽焼の鉢と、コメリの特価で買った中国製の鉢で我慢しようと、写真だけ撮ってみました。



 長谷園から下っていく道沿いにいろんなお店が出ていて、女の子好みの小じゃれた器のお店、ウチの母好みの、茶色の地に赤でお花みたいな模様を描いた器のお店、ウチの奥さんの好みのクリーム色のような、茶色のような、なんともいえない色合いに、こざっぱりとした模様やアクセントを少しだけ入れる器のお店、原色バリバリの器、黒がベースの器、薄緑と薄茶のまざった典型的な伊賀焼の器などなど、例年とのちがいは何かなと、なかなか買えないのですが、とりあえず見て楽しんでいました。

 でも、奥さんは今使っている小皿はなかなか使い勝手がいいそうで、そのお店はいつもそこにあるはずで、いつもあまり商売っ気はないけど、お手頃だからと、小皿を2つだけ買い、そこのおじさんと一言二言話していました。それはもう、ウチは愛用させてもらっているので、お話しする権利はアリだから、窯はどこにあるのかとか、住所を書いた紙をもらってきました。こうして、少しずつだけど、物を通して製作者の人とつながりができていくのかもしれません。でも、ずっと同じものだけ作っているわけではないとは思います。それなりに変化はしているような気がしますが、定番は変えない。この不易(ふえき)と流行を上手に使い分けて、うちのようなファンをたのしませてくれたらと、思いました。これが1つ目の買い物でした。



 つづいて、長谷園の掘り出し物コーナーに行き、そこのおばさんがあまり売る気がなさそうに、「これはいつもはこの値段ではなくて……」と、白い急須を目の前にして買う気満々の私をじらすかのようなおしゃべりに簡単に負けてしまって、二百円で急須、奥さんは三百円で大皿を買いました。



 写真を何も撮っていないことに気づき、あわてて何枚か撮って、記念に登り窯の写真を撮り、それなりに観光気分も満足して、星安さんのマーブルケーキの切れっ端を買い、長谷園の当主のお屋敷も見せてもらい、それらしい置物をいくつか写真に撮り、もう帰ろうかという感じになりました。



 そして、最後にワイン用のコップを三百円で、一輪挿しにもなる徳利も三百円で買い、これでもう帰ろうということになりました。



 帰りに、阿山の道の駅で「丁稚ようかん」を買おうと、こちらに着いたら、14時すぎでした。窯出し市には3時間近くの滞在だったのです。だから、人気のあるものは売り切れていて、そば打ち体験コーナーも完売、風も吹いてきて、私たちはあわただしく名阪国道を帰りました。でも、ここからずっと渋滞。帰りはものすごく時間がかかって、私たち中年夫婦はどっと疲れて帰ってきました。これからあと3日、どんな休日を過ごすのでしょう。お仕事しないと、いけないですね。

 



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