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昨日から、火野正平さんは熊本を旅されています。その一週前が大分でした。その第一回目が、玖珠町の小学校のイチョウを見てきてくださいというお手紙でした。
依頼した人は三十いくつの「のんちゃん」(池田のぞみさんというお名前なんですけど、自称かな? ご家族からそう呼ばれてるのかもしれません)という方でした。人工呼吸機をつけていて、あまり自由に動けないし、一つの絵だって六年かけて描いたりするという、とても根気のいる作業をしながら、毎日を過ごされているようでした。
彼女もフェイスブックをされてて、すぐに見つけられたんだけど、そのフェイスブックの中で、大分の玖珠町の小学校に大きなイチョウの木があるのを見つけて、それを描いたから、ぜひ正平さん見て来てね、ということでした。
たいていは、手紙を書いた人の思い出の場所を訪ねるセンチメンタル・ジャーニーが多い「こころ旅」という番組ですが、11年目にもなると、実際には行っていない、ネットで見つけたところを訪ねてもらうような、そんな手紙もあるようでした。
私は、先週のこの放送は見てなくて、昨日録画したのを見たんですけど、絵そのものは、木と人々と道と学校の風景がていねいに描かれていて、一生懸命に描いたんだなとわかるし、絵の実物も見てみたいんですけど、パソコンで6年の歳月をかけて描いたということですから、パソコンで見させてもらうのとそんなに変わらないのかなと思うんですけど、それでも見せてもらいたくなりました。作品展やら、絵ハガキとかもあるようでした。
ひょっとしてフェイスブックで見つかるのかなと、検索してみたら、すぐに見つけられて、他の作品も見られそうでした。すぐにフォロワーになったけれど、メッセージを送ったらいいのか、そんなの急であつかましくないのか、今さらながら気になるけど、フォローというスイッチがあったから、押してしまった。さて、どうなることか。迷惑だったら、無視してくれるかな。
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この「こころ旅」という番組では、日本各地の大きな木、廃線跡、気になるお店や道、街道などを見せてもらったんですけど、お手紙を書いたその人に接するチャンスもあるのかと感心してしまいました。
「のんちゃん」のお母さんがパソコンの操作とかも手伝っておられるのだろうけど、一つ新しい絵を描く人に出会わせていただきました。これから、機会があれば見せてもらいたいし、応援していきたい方に出会うことができました。
イチョウの木は、何だか不思議です。一番最後に黄葉して、ザッと散っていきますが、その姿が私たちの心に残るなんてね。
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これから、フェイスブックも楽しみになりましたね。最近はSNS疲れで、見る気もしなかったんですけど、「のんちゃん」みたいな人とも出会えるのかもしれません。たぶん、彼女のご両親は私と同年代という気がしています。
お子さんの頑張るところを応援してるんですね。偉いです!
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