(5月末に書いたのを書き直します! 表紙はその時の設定どおり、ナタリー・ウッドさんです。彼女のルーツは東欧にあるということでしたから)
今もロシアによる戦争は続いています。七ケ月以上が経過しました。マリウポリは完全制覇したということでした。アゾフスターリ製鉄所にこもっていた兵士たちは投降し、ロシア領に連れ去られてしまいました。みんな元気でいるのかどうか……。そんなマリウポリ攻防は数か月前のことでした。
最近のニュースでふり返れば、少しずつウクライナ軍がもりかえし、クリミア半島とロシアとを結ぶ橋を爆破工作をして、その報復措置としてミサイルが何発も打ち込まれ、民間人や子どもの被害者も出ています。こうした被害者の犯人はすべてプーチンさんにありますが、戦争を行なっているということは、それだけですべての罪は帳消しにされ、もしロシアが勝利したという形になれば、プーチンさんは勝利者として讃えられることになります。
そんなことがあっていいのか、それはいけないことだと思いますが、最悪の事態も考えなくてはならない。そして、もしロシアが侵略したすべての土地を明け渡すことになったら、世界はプーチンさんを罰することはできないので、ロシアの人々がプーチンさんの責任追求をしなくてはいけなくなります。
そうなれば、プーチンさんの下で、プーチンさんのご機嫌取りをしていた人たちもちゃんと処罰しないといけないと思います。それができるのか、そこまで達せられるのか、私は注視していきたいのです。
ウクライナ東部での戦争は続いているようです。西側から人とモノが入って、ロシアに対抗するために新たな戦力が入っているということですが、早く決着をつけてもらいたいとは思うものの、そんなに簡単にはロシア軍を撤退させることはできないようです。
ロシアが撤退するためには、もう少し時間が必要です。
ロシアは、何のために、誰と戦っているのか、戦争の意義はあるのか、私にはわかりません。戦っている末端の兵士たちにも分からないでしょう。だから、ロシア軍は自然に停滞します。仕方のないことです。こんな、第三者にさえ全く意味がないと思われるロシアの侵略ですけど、プーチンさんには勝算があったんでしょうね。政権末期の断末魔なのだと言われても、納得できない感じです。
兵士は簡単には供給できないから、兵士を使わないミサイル作戦で、ウクライナの人々の戦意を失わせる作戦を続けていくようです。
本来であれば、そのミサイル基地をたたけば、ミサイルも飛ばなくなるでしょうけど、それはロシア領への攻撃になるから、専守防衛ではなくて、相手への逆襲侵略になるでしょうから、それはできないようです。欧米側も認めないでしょう。
だから、ミサイルを空中で撃ち落とす、それを今後はやっていくだろうし、ずっと前からやってほしかったのだけれど、技術的には難しいものなんでしょう。簡単には見せられない。この飛んでくるミサイルをどのように迎撃するかというテーマは、現在の日本でも問われている問題です。この秋はやたら多くて、その後追いばかりしていますから。
相手の空域でミサイルを撃ち落とすことが可能かもしれないけれど、それはギリギリまで見せない技術だと思われます。
技術はあるけど、こっそりと撃ち落とす。特に戦果を誇らない、そういう形でやっていくのかもしれません。
何だか生臭い話になってきました。ウクライナは純粋な被害者だけど、その取り巻きの国々にはいろんな思惑があると思われます。
早く終わってほしいのが素直な気持ちだとしたら、どこかの誰かはいつまでも細々と続いてくれると、研究にもなるし、武器が売れると思っている人もいるはずです。
そして、今回をきっかけに来春には日本政府だって、たくさんの武器をお買い上げになると思われます。少しだけ私の税金も入っているかな。税金ならまだ納得も行くけれど、さらに借金して武器を買おうというプランも出てきそうで、私には何ともできないけれど、とても返せない借金ダルマになっていくのでしょう。
プーチンさんもひどいことをしてくれました。お金もないのに、またまた武器兵器を買い込むなんて、いつまで悪い夢は続くんだろう。
どうしたら、ロシアを止められるのだろう。希望は今も同じで、ロシアの人々が、これではダメだ、行動を起こさなきゃと思ってもらわなきゃ。私も、何かお手伝いできること、何かないかなあ。