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甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

日本人は海を渡ったという

2024年05月04日 19時21分49秒 | 本読んであれこれ
 16~17世紀の日本人たちは、海外進出をしたそうです。歴史学者の永積昭さんはこんな風に語っておられました。 この時代の日本人が東南アジアにどういうような生き方をしていたのだろうかということは、大変興味のあるところだと思います。私は、民族エネルギーの高揚とか、未知の世界への関心の高まりといった知的好奇心が旺盛であることなど、ちょうど、今の日本人(1980年ころ)に似通ったところがあるのではないだろ . . . 本文を読む

海を渡った日本人

2024年04月13日 20時59分25秒 | 本読んであれこれ
 朝の7時に家を出て、大阪の実家にクルマで行き、奥さんの用事をして、済んだら母と昼ごはんを食べ、少しお話したらすぐに帰ることにして、家に着いたら17時くらいでした。10時間の外出だったのですね。ほとんどクルマに乗ってたようなもので、少し疲れました。 私は電車に乗りたいのに、奥さんがまだ電車を信用できてなくて、私はアッシーとして必死こいて運転していました。そりゃ、何だってします。奥さんのご希望であれ . . . 本文を読む

野坂さんの2008年

2024年03月09日 14時55分10秒 | 本読んであれこれ
 ついこの間、古本で『絶筆』(2019 新潮文庫)を買いました。3分の1くらいまで読み進めました。あと400ページほどありますが、気長に読んでいこうと思っています。 野坂昭如さんは、いろんな活動をされてたのだ。政治家は知っていました。タレントで歌も歌ったり、コマーシャルにも出たり、〽ソ、ソクラテスかプラトンかなどのCMソングは350曲ほど作詞されたそうです。 ラグビーのチームを作ったり、シャンソン . . . 本文を読む

ほしよりこ「B&D」 2015

2024年02月14日 20時28分58秒 | 本読んであれこれ
 これは何だろう。借りてきたマンガですけど、帯には「煙が雨に打たれてるとこ見んの、大好きなんだよな。」とあります。 何人かの群像劇で、その中のお兄ちゃんの紹介でチイチイという3才児が登場し、天才だから学校にも行き、つまらない授業は受けないで、自由奔放に生きている姿が描かれています。 学校のワクから飛び出そうな3才児なんだけど、まわりの子らにも配慮のできるすごい子で、この子中心に物語は進んでいるみた . . . 本文を読む

司馬さんとキーンさんと

2024年01月27日 20時16分14秒 | 本読んであれこれ
 司馬遼太郎さんとドナルド・キーンさんの対談集『日本人と日本文化』(1972 中央公論)というのを読みました。 今から100年くらい前、司馬遼太郎さんは1922年のお生まれ、D・キーンさんは翌年の1923年生まれでした。そのお二人が、すでに日本とは何か? 日本文化とは? という大きなテーマで、ドラマチックに語るのではなくて、話題にしたいあれこれを一つずつ取り上げて、それぞれの専門のところへ持ってく . . . 本文を読む

夕暮れ時の母親の姿

2024年01月18日 21時03分29秒 | 本読んであれこれ
(孫引きで申し訳ありません。でも、この祝福された母子の姿に感動しました! 今読んだばかりではありますが……) 今、小津夜景というフランス在住の俳人の『いつかたこぶねになる日』(2023 新潮文庫)というのを読んでいます。 彼女が、シャーロン・ビールスの『鳥の巣 50個の巣と、50種の鳥たち』という本が気に入っていて、とうとう日本語版も買われたそうです。その序文に博物学者 . . . 本文を読む

「正義派」と「出来事」の志賀直哉

2023年12月30日 20時19分33秒 | 本読んであれこれ
 路面電車つながりで志賀直哉さんを思い出しました。1912(T1)年に「正義派」を、1913(T2)年に「出来事」という短編を志賀直哉さんは書いています。29~30歳という頃から小説をコツコツ書き始めていたようです。 白樺派のみなさんたちは、どんなお仕事をされてたのか、年譜で見る限り、志賀さんは就職したと書いてありません。お父さんが鉄道会社、帝国生命保険、東洋制約などの役員とかをされてたみたいだか . . . 本文を読む

タンポポと古都発見、おばけ、万里さん

2023年12月25日 21時08分55秒 | 本読んであれこれ
 近ごろ、ちゃんと本が読めません。というか、物語にはついていけないので、エッセイしか読めなくなっています。 「古本屋 タンポポのあけくれ」(2004→2023)という本は、19年ぶりによみがえった幻の本で、定価は2600円なんですが、ネットで買って、手数料などもあったので、もう少しかかりました。それだけしみじみ読んでしまうし、私は古本屋のオヤジではないけど(あこがれは持ってたけど)、こん . . . 本文を読む

タンポポのあけくれから

2023年12月09日 15時12分34秒 | 本読んであれこれ
 「タンポポのあけくれ」という本を買った、というのは何日か前に書きました。まだ少ししか読んでいないけど、少しだけ引用させてもらおうと思います。 タンポポは、綿毛で遠くまで飛んで行って、そこで根をおろすから、いろんなところに少しずつ広がっていく、タンポポ書店も、少しずつあちらこちらで新しく住むところを見つけていくのだ、などの意味を込めて、つけられた店の名前でしたね。 そして、著者の千歳(ちとせ)さん . . . 本文を読む

古本屋タンポポのあけくれ 2004→2023

2023年12月04日 11時11分37秒 | 本読んであれこれ
 1963年から2004年まで、高知にタンポポ書店というのがあったそうです。そのお店のご夫婦は、ダンナさんが亡くなられ、奥さんが引き続きお店をされてたそうですが、店を閉じたあとの2008年に亡くなられています。 実店舗を閉じられたころに、今までのことをふり返った本が出ていて、2004年に『古本屋タンポポのあけくれ』というカタチで出ています。奥さまのお名前は片岡千歳(かたおかちとせ)さんという方で、 . . . 本文を読む

「三島由紀夫を巡る旅 悼友紀行」1981

2023年10月18日 17時56分49秒 | 本読んであれこれ
 1981年に中央公論社から出ている本でした(私の本はそれの文庫化したもので、2019新潮文庫版)。徳岡孝夫さん(毎日新聞記者)とドナルド・キーンさんという「三島由紀夫」さんつながりの二人が、ミシマさんを語り合う旅をしたそうで、普通の対談本なら話した人の名前とことばが時系列で流れていくのですが、この本はすべて徳岡さんのアレンジで、キーンさんのことばも文の中に取り込まれています。だから、お二人の名前 . . . 本文を読む

牧水の草鞋 その1

2023年07月04日 18時01分11秒 | 本読んであれこれ
 わたしの専門の(?)近世文学にしようかと思いましたが、メモがありませんでした。 仕方がないので、「青空文庫」から借りてきました。これでしばらくやってみます! 若山牧水さん(1885~1928)の「草鞋の話 旅の話」という旅日記らしいです。うちの岩波文庫には載ってないお話のようでした。旅したい気持ちがあるのに、どこにも行けないですからね。旅する人の話を聞かせてもらうしかありません。 私は草鞋(わら . . . 本文を読む

不寛容なこころ、魔女の1ダース(米原万里さん)

2023年05月31日 21時20分16秒 | 本読んであれこれ
 去年の夏に打ち込んでいた文章、今さらながら、取り上げさせていただきます。今度都会に出たら、また米原万里さんの作品集を買って来ようと思っています。 『魔女の1ダース』(新潮文庫 1999)は、プロローグのところで異端者はどんなにして作られ、疎外されてきたのか、というのをふり返っておられました。 高校のあたりから、聞きかじりで興味があった私でしたが、岩波新書『魔女狩り』という本は買い込みましたが、そ . . . 本文を読む

万里さんのともだち

2023年05月12日 20時42分21秒 | 本読んであれこれ
 先日、大阪の実家の方のブックオフに行きました。他のところは見なくて、百円コーナーをのぞいてみたら、すぐに米原万里さんの「真昼の星空」という本が見つかりました。中公文庫で2005年に出ています。私の買ったものは2012年の6刷で、年に1回くらいは増刷されていたようです。万里さんは2006年に亡くなられ、それからもずっと確かに読み継がれていた本でした。 そして、帯には没後10年文庫フェアということで . . . 本文を読む

私の歩んだ道 ハル・ライシャワー 1966

2023年05月05日 21時26分04秒 | 本読んであれこれ
 図書館で古い本を借りてきました。ハル・ライシャワーさんの『私の歩んだ道』(主婦の友社 1966)定価350円 という本でした。 ライシャワーさんといえば、合衆国の駐日大使で有名な方でした。名前が何だかちがうけど、まあいいかと借りてきました。確か大使はエドウィンさんでした。だから、駐日大使としての苦労話などではないのだな、というのはわかりましたし、最初の方を読んでみたら、大使夫人であるハルさんの本 . . . 本文を読む