弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

弓道教本第二巻に見る「離れ」ー2

2009-04-21 | Weblog
 神永範士 「離れは、体構えや射法が規矩に合致し、自分の体がくさびとなれば、自然にパンと割れるのである。会の均衡と伸びを母体にすれば、離れはその子であり、弦音は生まれた子の産声である。従って美しい均衡と十分な伸びがなければ、例えば弛んだり縮まったりした離れは真実の離れでなく、養子のようなものであるから、冴えた産声(弦音)は聞かれない。・・・この修練を積んで行くと、その結果射が崩れず、矢が自然に離れ . . . 本文を読む

弓道教本第二巻に見る「離れ」ー1

2009-04-21 | Weblog
 千葉範士 「離れは、会において心身ともに誠をつくし、自然に離れるのがよい。殊更に作為的な離れでなく、また上・下に離れず、力の働いている自然の方向に向かって、一本に離れるのが理想である。例えていえば、風船玉が張り切ってパットこわれる状態と同 じで、昔の教えで雨露利の離れというわけである。従って離れの大小は問題ではないが 、二段離れなどは好ましくない。 古い教歌では「打起し 引かぬ矢束を 身に知らせ . . . 本文を読む