九州っ子

九州大好き九州っ子の初心者日記記事

対インド戦(日本代表)

2006-10-11 23:18:12 | サッカー日本代表
インド代表(0)VS日本代表(3)

試合全体を通して主導権を握った日本が、0-3で勝利。

前半は、鈴木が中心となって両サイドのスペースに長いボールを供給する。

三都主や駒野が深い位置まで走り込み、クロスをゴール前に入れるとそこに播戸が走り込んだ。

この戦術が当たり、播戸が代表初ゴールを含める2ゴールを挙げる。

インドはバイチュンにボールを集めようとしたが、決定的なチャンスは得られない。

後半、負傷した水本に代わって長谷部を投入。

長谷部は中盤で守備ブロックを形成し、攻撃の芽を摘み取った。

最終ラインに入った鈴木に代わって、攻撃の起点となったのは中村。中盤でタメを作り、積極的にドリブルを仕掛けた。

しかし、インドがプレッシャーを強めたために前線にボールが収まらなくなる。

我那覇や佐藤寿を投入するが、両サイドとともに前半のようには深い位置まで進入できなかった。

加えて、パスやトラップなど単純なミスが増え始める。

しかし、試合が停滞し始めた後半37分に中村が目の覚めるようなミドルシュートを決めて3点目を奪い、勝利を決定付けた。

攻めてこないインド代表に対して、日本代表は引いた相手の守備陣を完全に崩すことができなかったと思う

問題点はこうだと思う

①荒れたピッチに対して、基本的なトラップとパスができていなかった(最初のトラップができていない)

②各選手の状況判断が遅かった(落ち着いてプレーしていない)

③ここぞというときに相手DFとドリブル勝負するFWがいない(パスに依存していた)

大量点こそこの試合の意味

セルジオ越後氏が指摘しているのと同様に、②が原因で①による状況が多かったように感じられた

各日本代表の選手達が状況判断を速くして、空いたスペースに走り込んだ味方にできるだけシンプルで速いパス(2タッチ以内でのパス)を供給しなければならないと思う

インドの守備陣を攪乱するためには、パスで崩すのもいいが③の場面がほしかったと思う

憲剛初先発で豪快ミドルの初ゴール

インステップシュートを放って、見事なミドルシュートを決めた中村憲選手はこの試合において賞賛に値するだろう

中村憲選手みたいに、いかにフリーな状態で落ち着いてシュートが打てるかが各日本代表の選手達に課せられた課題というものだろう

引いたインドの守備陣を両サイドから揺さぶれば、中央に空いたスペースが生まれ、フリーな状態でもっとシュートチャンスに結びつけることができただろうし、大量得点も可能ではなかったのだろうか!?

播戸選手(代表初ゴール)の2得点の活躍もさることながら、日本代表の何か物足りない戦い方をみると、Jリーグのレベルの低さ(ドイツWC敗戦の危機意識の欠如)を痛感させられると思うこの頃である