九州っ子

九州大好き九州っ子の初心者日記記事

対ガーナ戦(日本代表)

2006-10-04 21:37:30 | サッカー日本代表
日本代表(0)VSガーナ代表(1)

前半、日本代表はガーナ代表の浅くて高いDFラインに翻弄されていたのに対して、ガーナ代表はしきりに中央突破を狙っていた

前半終了間際と後半、日本代表はシュートチャンスがあったが、相手の守備とシュート精度の無さでことごとくつぶしてしまう

逆に、ガーナ代表は右サイドからピンポング選手のセンターリングをゴール前に走り込んだハミヌ選手がゴールを決め、お互い攻め手に欠き、そのまま終了した

この試合は、日本代表の弱点を浮き彫りにしたものだと思う

両国のフォーメーションは次の通り

★日本代表【3-5-2(3-3-2-2)】

    CF巻 CF佐藤寿

   OH山岸   OH遠藤

WH三都主  DH鈴木  WH駒野

  CB今野 CB阿部 CB水本

       GK川口

☆ガーナ代表【4-4-2(4-2-2-2)】

       CFアゴゴ CFギャン

    OHムンタリ    OHキングストン

      DHエッシェン DHアッピアー

SBモハメド CBイリアス CBメンサー SBサルペイ

         GKキングソン


疑問点と弱点は次の通りだ

①ガーナ側が3バックの弱点であるサイドのスペースから攻めてきた場合に、日本側は自然と両WHが下がってきて5バックの状態(WH、CB、CB、CB,WH)になってズルズルDFラインが下がり続けていたこと

②オフサイドが日本側に多かったこと(ガーナ側の浅くて高いDFラインにひっかかっていた)

③日本側がシュートチャンスの時に、選手のシュートの精度が低かったこと(足の甲でふかしたシュートが多かった、インサイドで速くてコースをついたシュートがなかった)

④日本側DFが競り合いに弱いこと(ガーナの先制点は一瞬のスピードで相手を振り切ったシュートによるもの)

①~④については、こうしたらいいと思う

①については、WHができるだけ高い位置で守備をして相手にサイドを抜かれた場合に、3バックがサイドに寄って、もう片方のWHが下がって4バックの体制(CB、CB、CB、WH)にして、CBがカバーリングに入ってできるだけDFラインを高く保ってボールを奪うことが重要だと思う

②については、オフサイドにかからないよう3人目の連動した動きを行う場合に、パス交換の間に3人目が後ろから走り込んで浅いDFラインを突破することが重要だと思うし、連動した動きがあまりみられなかった

③については、日本選手はガーナ選手と比べてシュートが枠に入っていないし、シュートを打つゆとりとすばしっこさがないように感じたし、足の甲ではなく、インサイドで確実にゴールの枠に入れて欲しかったと思う

④については、体格で劣る日本選手にとって競い合いに勝つには、メキシコ、アルゼンチン、スペインなどのディフェンスのやり方を参考にしたらいいと思う

ガーナ代表の選手達は日本選手と比べて状況判断力に優れているので、落ち着いてシンプルにプレーしていたように感じられたが、日本の選手達はよく走っていたがプレーに落ち着きがなく、シンプルなサッカーができなかったと思う

このガーナ戦はJリーグのレベルがそのまま日本代表のレベルを現していたと思う

今のJのレベルじゃ世界に通用しない

セルジオ越後氏が指摘するように、Jリーグのレベルを世界(WC)基準に上げていかないと、日本代表にJリーグの選手達を招集してもレベルが低かったら、親善試合でWC強豪国に勝つことは難しいことだと思う


各Jリーグのクラブはアジアだけではなく、絶えず広くヨーロッパや南米のクラブと試合を重ねたり、クラブの流行(スタイル)を取り入れていかなければならないと思う

そこに、Jリーグと日本代表のレベルの底上げにつながると思うこの頃である

(追記)

オシム日本代表は3-5-2(3-3-2-2)を採っていたが、私の見解は3-4-3(3-3-3-1)でも良かったのではないかと思う

     CF
WF        WF
     OH
  WH    WH
     DH
  CB    CB
     SW

     GK

3-4-3にすると、サイドが2枚(WF、WH)となり、サイドから分厚い攻撃ができるのが利点である

相手がWHの裏のサイドから攻めてきた場合は片方のWHが下がってCBがサイドによって4バックで守る(▽は相手)

WH    OH
   DH
 ▽  ▽  ▽  ↓
CB-SW-CB-WH
  ←  ←  ←
    GK

ジーコ監督の採用した3-5-2(3-4-1-2)は自然と5バックになってしまうので、それを避けるために3-4-3をオシム監督にしてもらいたいと思うこの頃である