日日の幻燈

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【note】アメリカ禁酒法時代の密造酒の復刻版

2018-06-10 | 日日の幻燈



密造酒(の復刻版)?
アメリカの酒造メーカー、オーレ・スモーキーと、バイクのハーレー・ダビッドソンのコラボ。
これは飲まないわけには!
まぁ、実はその外観に惹かれて買ったわけで、密造酒なので味はさほど期待せず、どんなものなんだ?と興味津々で飲んだところ、普通にウイスキーでした。でも、いつも飲んでいるウイスキーより胸が焼ける感じが強かったのは、所詮、これ密造酒だろ?…と甘く見て、一気に喉の奥に流し込んだからでしょうか…。アルコール度数は51.5%。ちょっと高めかな。



ラベルには、ド真ん中にハーレーの名が。いかにもアメリカぽいデザインで、心惹かれてしまいます。ちなみに禁酒法時代の密造酒はムーンシャイン(Moonshine)と呼ばれていました。月明かりを頼りに、真夜中こっそり造っている…というところから来たようです。でも、今となってはオシャレな言い回しですね。



密造酒ということで、見た目も瓶詰めで偽装していたそうです。なのでボトルではなくてこの形。日本酒のワンカップの大型版みたいな感じ。正直、グラスに注ぐのは難しかったですが、注ぎ口付のタイプも売っているようです。


ちなみに禁酒法とは、アメリカで1920~33年にかけて施行された法律で、アルコールの製造、販売、輸送が禁止されました。中学だか高校の世界史の教科書に出ていましたね。でも飲酒そのものは禁止されていなかったため(飲酒も当然NGとばかり思っていましたが、ここは盲点)、法律施工前の買いだめや、自宅で葡萄や林檎を栽培して自家製ワインや林檎酒の醸造がおこなわれたそうです。
そしてこの密造酒。
中学や高校の頃は、ふ~ん、そんな時代もあったんだ…程度でしたが、今、禁酒法が施工されたらどうなるのかな?と、ここのところ酒量が増えている私、密造酒を飲みながら暢気に考えてみたりしたのでした。
でも、タバコが悪者扱いされる昨今、次のターゲットは酒かな?そう遠くない未来、禁酒法だって蘇るかもしれませんね。


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