札幌を昼に出て次の目的地・小樽へ向かいます。
電車だと40分程度、久しぶりの小樽です。ホテルに荷物を預けたら行動開始です。
2019.10.17~18
■旧国鉄手宮線
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1880(明治13)年に開業した手宮線は、北海道最初の鉄道で小樽港への石炭の輸送を担ってきました。1985(昭和60)年に廃線となりましたが、機関車庫やターンテーブルなどの鉄道設備は、今も小樽市総合博物館の敷地内に蒸気機関車などの車両と共に残されています。残念ながら見学にはいかれなかったので、せめて廃線路を。
■小樽市総合博物館・運河館
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小樽市総合博物館は2カ所に分かれていて、前述の鉄道関係とは別に、運河沿いに小樽の歴史や自然をテーマにした運河館があります。
使用されている建物は明治時代に建てられた木骨石造倉庫で、中庭を囲うように配置された大きな倉庫だったことが博物館に入るとよくわかります。小樽の繁栄を担った歴史の証人といったところでしょうか。
■消防犬ぶん公
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昭和の初め頃に消防本部で飼われていた雑種のオス犬。火事が起きると消防車に乗り込み、現場では野次馬たちの追い払いやホースのもつれをなおすなど大活躍した…そうです。
運河館に剥製(?)がありましたが、小樽市観光物産プラザ前には像が建てられています。こういうその土地ならではのエピソードに出会えるのも、旅行の楽しみのひとつですね。
■ステンドグラス美術館
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ニトリホールディングスが運営する美術館。大正時代に建てられた大豆倉庫の内部は、2フロアぶち抜きで壮麗なステンドグラスに埋め尽くされています。ここは一見の価値あり。まさに「お値段以上ニトリ」です。
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美術館に収蔵されているステンドグラスは、19世紀から20世紀にかけて、イギリスの教会を実際に飾っていたものです。ヴィクトリア朝時代から第一次世界大戦の頃にかけて、イギリスでは盛んに教会やステンドグラスがつくられたそうです。しかし第二次世界大戦後、信者数の減少や都市の再開発などにより教会の統廃合が進み、ステンドグラスもアンティーク品として売り出されたり、教会と共に破壊される運命をたどりました。ここに集められたステンドグラスは、そういった栄光と挫折を乗り越えてきたものたちなのだそうです(ガイドブック・館内の説明などによる)。
■オタルナイ運上屋跡
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運上屋とは江戸時代、和人とアイヌ人との交易場でしたが、後には松前藩や幕府が付近一帯の行政を執り行う場としても機能しました。オタルナイの運上屋の創設は1700年代前半と推定されるそうです(現地の案内板による)。
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「黒船前夜-ロシア・アイヌ・日本の三国志-」(新書版)
渡辺京二著/洋泉社/2019年(オリジナルは2010年)
江戸時代、和人は函館や松前近辺にしか居住しておらず、北海道の大部分はアイヌしかいなかったと漠然と思い込んでいましたが、和人の活動は北方領土方面など、けっこう広範囲に及んでいたのですね。そんなことを帰京した翌日に購入したこの本で知りました。
■小樽運河
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小樽の運河は港での運搬作業の効率化のため、海面を埋め立てて大正12年に完成しました。今では当初の目的は役割を終え、小樽といえば運河というように観光に特化しています。
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今回、札幌での宿泊は完全なるビジネスホテルでしたが、小樽のホテルは運河に面した部屋でちょっとお高めのところに。部屋から見る運河の夜景、素敵でした。
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そして運河の夜明け。今日も素晴らしい一日になる、そんな予感。
■メルヘン交差点
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小樽の観光名所のひとつ。暗くなると常夜灯には灯が入り異国ムード満点だとか。ここで記念撮影していく外国人観光客がたくさんいました。
奥の建物は小樽オルゴール堂。ここにも朝から観光客。私もお土産にオルゴールを購入しましたが、帰ってから確認したら台湾製でした。勝手にMade In JAPANだと思い込んでいました。
■北一硝子
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今回の旅行の目的のひとつ、北一硝子です。十数年前にもここでグラスを購入しましたが、今回、あらためて。それにしても迷いましたが、食前酒用グラス(我が家ではワイングラスとして使用予定)とロックグラス。
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購入直前には、ここ、北一硝子の喫茶ホールでかみさんと作戦会議。店舗直売しかしていないので、予算を確認しながら真剣なミーティングでした。ホールに灯る灯油ランプは167個とのことです。
🍽昼食
「若鶏時代なると本店」にて。名物の若鶏の半身揚げとざんぎを。プラス海鮮丼。平日にもかかわらず観光客でいっぱいでした。ただ、観光客だけではなく、買い物帰りとおぼしき近所のおばちゃんたちもちらほらと。
🌛夕食
「小樽バイン」でにて。ワイングラス片手に優雅な気分。
🍷ワイン
小樽まできたら当然ワインも。ということで、前夜に試飲も兼ねて飲んだワインをお土産に買いました。
北一硝子での買い物に時間を取られました。いろいろと目移りしてしまったので。次回は(何年先だろう?)、もっとゆっくりと観光を…と思いながら、最後の目的地・函館へと向かったのでした。
※前回に引き続き、UPした写真は画像処理して遊んでいます。悪しからず。