湯のたび

のんびりと全国の温泉廻を楽しみたいものです

湯平温泉

2008-06-10 17:17:00 | 国内旅行
今は湯布院の奥座敷湯と言われてる、湯平温泉の開祖は鎌倉時代で江戸後期今から約270年前に石畳を作ったのがきっかけで湯治場としての発展をつづけ、大正から昭和初期にかけて、一時代を築き上げ別府につぐ豊後の名湯として、また飲用泉として西の横綱に番付された、共同浴場も5ヶ所あり。
レトロな木造旅館や土産物店が並び、かつての湯治場の面影が色濃く残る、情緒溢れる町並みのなかを散策してみよう。下駄の音が石畳に反響して響き懐かしい時代が詠み返り、まるでタイムスリップしたような気分に浸れそうだ。
放浪の俳人として知られる種田山頭火も1930年(昭和5年)に湯平温泉に来た時・・・「しぐるゝや人の情けに涙ぐむ」など十六句を残しています。
また、行乞記にも下記のような記述がありここ湯平というところは気に入った。いかにも山の湯の町らしい石だたみ、宿屋、万屋、湯坪料理屋等々々、おもしろいね、・・・・此の温泉はほんとうに気に入った。山もよく水もよい、湯は勿論よい、宿もよい、といふ訳で、よく飲んでよく食べて、よく寝た。ほんとうによい一夜だった